目次
会社法学への道しるべ―会社法はどのような基礎的学習を必要とするか
会社の目的と権利能力―金権政治の背景 八幡製鉄政治献金事件
法人格否認の法理―大株主の陰謀 仙台工作社事件
会社の設立―泡沫会社と設立詐欺 中部缶詰会社事件
発起人の権限―胎児会社の債務の行方 大映スターズ事件
株式の本質―相場師の栄光と挫折 平成株式市場大暴落事件
株主総会の運営―マラソン総会の喜劇 ソニー最長総会事件
株式の相互保有―花見酒の構造 日米構造問題協議事件
取締役会制度―「三等重役」の登場 公職追放・財閥解体事件
取締役の義務―経営者の犯罪 不二サッシ紛飾決算事件
競業取引規制―ワンマン経営者の誤算 山崎製パン事件
取締役の責任―取締役受難の時代 三井鉱山事件
取締役の報酬―退職慰労金の怪 関西電力事件
監査の構造―大型倒産劇の開幕 山陽特殊鋼事件
新株の第三者割当―会社防衛の手品 秀和対忠実屋・いなげや事件
会社の計算―金の延べ板の謎 日本通運事件
株主の監督是正権―ピケンズ旋風 小糸製作所事件
利益供与の禁止―総会屋のサバイバル 伊勢丹事件
親子会社―東西冷戦のトバッチリ 東芝機械対ソ連ココム違反事件
会社の合併―日本株式会社への道 八幡・富士合併事件
企業の社会的責任―一株運動株主の出現 チッソ株主総会事件
会社法学の課題―コーポレイト・ガバナンスはいかにあるべきか
