出版社内容情報
2006年にTV放映されたサンライズ作品『ゼーガペイン』は、近未来の舞浜の高校生たちを主役に、衝撃的なヴァーチャルリアリティ世界を構築した、ゼロ年代最高の本格SFアニメーション(星雲賞メディア部門候補作)。『エンタングル:ガール』は、オリジナルな着想を取り入れたスピンオフ長編である。語り手の了子(リョーコ)は映研の仲間とコンテスト用の長編映画製作にとりかかる。受付締切は夏休み最終日。撮影を続けるなかで、了子たちはあちこちで奇妙な齟齬に気づく。高校だけではない、舞浜という町自体も……。新進気鋭のハードSF作家が、ロボットの出てこない『ゼーガペイン』を再構築する。
内容説明
映画監督を志す守凪了子は舞浜南高校に進学し、憧れの映研に入部した。仲間たちとともに、AIを駆使した長編映画を制作し、コンテストに応募するのだ。だが撮影を続けるなかで、あちこちで奇妙な齟齬を体験する。それはこの街自体に隠された“世界のほころび”だった。気鋭のハードSF作家が独自の着想で綴る、本格SFアニメーション『ゼーガペイン』の語られざるエピソード。
著者等紹介
高島雄哉[タカシマユウヤ]
1977年山口県宇部市生まれ。東京大学理学部物理学科卒、東京藝術大学美術学部芸術学科卒。2014年、「ランドスケープと夏の定理」で第5回創元SF短編賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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