内容説明
本書は、遺伝子操作研究を中心に優生学的思考回路が織りなすいくつかの領域について、主として憲法学の角度から批判的検証を試みた習作である。
目次
序章 はじめに―現代科学技術と法
第1章 遺伝子工学の法的統制論序説―憲法学的アクセス
第2章 いのちと法―出生・生存・死をめぐる選択とバイオ・エシックス
第3章 科学技術の公法的統制論―遺伝子工学を中心とする知の自己統制
第4章 ドイツにおけるゲノム解析をめぐる憲法論
第5章 人間・胎児を被検者とする人体実験と法
第6章 遺伝病スクリーニングと知りすぎる知の統制
第7章 遺伝子治療と人間改造
第8章 遺伝子・胚子操作研究の憲法的統制
終章 知の新しい在り方への展望