目次
序章 近世私法史における時効論の意味とその概要
第1部 16世紀以降の人文主義法学を中心として―アルチアートからドネルスまで(アルチアートの「五尺の境界」時効論;クヤキウスのユ帝勅法集章別注解における時効;ツァジウスとアルトジウスにおける時効;ドネルスの『市民法注解』における時効論の意味)
第2部 17世紀以降の自然法学及び「パンデクテンの現代的慣用」の時効論を経てサヴィニまで(ドイツ近世の自然法学と時効;ヴィゲリウスからストリックまでの時効―ウスス・モデルスにおける時効 その1;ハイネッケ、コクツェイからクライトマイァまでの時効―ウスス・モデルヌスにおける時効 その2;ラーフェの『一般的時効原理』を中心として;19世紀当初のドイツ法学における時効論の傾向―結論に代えて)