内容説明
NTT・リクルート旋風に加えて、NTTの分離・分割論がかしましい。株価もこのところ大きく揺れ動いている。150万人を越える個人株主も、その動向を注視している。民営化の一方のリーダーが、民間移行4年の経験をふまえてNTTの明日を占う。
目次
吹き荒ぶ「NTT・リクルート旋風」(NTT・リクルート疑惑事件の渦中で;NTT・リクルート事件はなぜ起きたか;今後の課題1―いまNTT労組はなにを重視しているか;今後の課題2―「親方日の丸意識」への回帰を許してはならない;リクルート疑惑全容の解明を)
電電公社からNTTへ―電電民営化と全電通のたたかいの軌跡(全電通は民営化に賛成だったのか;真藤・山岸二人三脚論?;民営化法案と電電労使の対応;第2臨調答申と「800万請願署名運動」;「民営化絶対反対」から法案修正闘争へ;神経をすりへらした国会対策;電電民営化三法案、衆院を通過し参院へ;「新生NTT」誕生の前夜;4カ月を要した労使の切替え交渉)
NTT発足からの4年間―民間労組「新生全電通」の歩み(官公労働運動に決別し民間労働運動へ;民営NTTの労使関係―その原点はなにか;「民営化」と「競争への転換」でなにが変わったか;根づきつつある労働者参加の路線;未踏の民間労働運動へ転進して;国際化時代と全電通労働運動;労働界全体の統一と政界再編成)
これからのNTTはどうなるか(かしましい最近の「NTT分割論」;NTT分割論の背景と問題点;NTT分割はなにをもたらすか;公正競争のためになにが必要か;「社会的に価値あるNTT」をめざして;事業法・会社法見直し)
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