出版社内容情報
心理臨床の現場に出て40年。みずからを育ててくれた3つのケースを丹念に描き出し、心理臨床の真髄を示した渾身の書き下ろし。
内容説明
心理臨床40年の著者が語り下ろす渾身のセラピー。
目次
第1章 発達相談という心理臨床(子どもの側の視点から;お母さんの側の視点から;ミカちゃんとお母さんのケースから)
第2章 ひとりぼっちの世界から関係性の世界への旅―抱える関係に支えられて(ヒロさんが病院にきて、ここで相談をすることにきめるまで;最初の一年目が終わる頃までの面接;二年目(翌年の一月~一二月)の面接のなかから
三年目の面接のなかから
四年目の面接のなかから
五年目の面接のなかから
留学中と戻ってから)
第3章 私の話を聞いてください―重度に近い中度知的障碍のある女性が自分につながってゆく旅(カナさんとの出会い;相談の経過をたどりながら;あらためてケースから感じ、考えたこと)
著者等紹介
田中千穂子[タナカチホコ]
1954年東京生まれ。1983年東京都立大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程修了。文学博士。1981年より花クリニック精神神経科勤務(2021年3月まで)。1993~94年Children’s National Medical Center(Washington D.C.)assistant researcher。1997年より東京大学大学院教育学研究科勤務、2004年より同大学院同研究科教授(2011年3月まで)。2016年より学習院大学文学部心理学科教授(2021年3月まで)。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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