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内容説明
幼い頃両親を殺され、その後引き取られた家からも借金のかたに売られてしまった灯珂。華やかな港湾都市・大連でそんな灯珂を買ったのは、日本人離れした体躯と容貌をもち、人を喰う鬼と恐れられている裏社会の男、鬼島だった。鬼島が営む娼館に連れていかれた灯珂は美しく飾りたてられ、生気を吸われるかのごとく鬼島に貪り抱かれてしまう。灯珂をずっと探していたと言う鬼島。彼は本当に鬼なのか?そして二人を繋ぐ過去の秘密とは…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nono
24
BL。大連を舞台に、幼い頃の記憶が無い灯珂と、人を喰う鬼と恐れられる鬼島。ファンタジーとのことですがかなり微妙。前半の明日をも知れぬ展開にわくわくしたものの、後半ばたばたと話が進み折角の鬼設定や血筋の問題があっさり流されたようで勿体無い感有り。雰囲気のあるお話は好みでしたが、さくさく読了。2017/11/06
フキノトウ
24
表紙が素敵!小山田さんのイラストが見れただけで、満足。内容は、期待が大きすぎのかいまいちでした。2017/03/16
青龍
17
表紙が美しい!戦前の大連の雰囲気も、いい感じです。ふゆの先生、中国語か中国史を学んでいたのかな?私の曾祖父一家は、戦前、大連にいたとのことで、娘時代までを大連と旅順で過ごした私の祖母は、その頃の様子を子供らに話し、私も伝え聞きました(整備された美しい街だったそうです)。私も行ったことあるけど、北京や上海とは違う雰囲気で、好きです。薄めの文庫で無駄な部分がなく、そんなに御無体でもないのはよかったけど、鬼島親子のことが未消化なのは、次巻への引き?そういえば、私、16分の1、ロシアが入っているわ...2017/01/12
tanya
11
イラスト買い。薄い本なので気楽なお話かと思えば、なかなか展開がありじっくりと読みたかったと思えるお話だった。つまりスピード展開で勿体無い!鬼島の父親との関係や桃華の特殊性が曖昧で終わった様な・・・。サラッと読了でした。2016/11/23
*ちえ*
8
B電子。イラスト入り。表紙の小山田あみ先生の絵が素晴らしい!申し訳ないけどこの構図で笠井先生なら色気よりエロだったかなぁ..とおもうと小山田先生でよかった。ほんと申し訳ないけど。しかし世界観、雰囲気は良いのにストーリー勿体無い気がした。全体的にどこか有耶無耶感にもやっとした。ずっと側にいた百が私的にツボ。だからこそ百の気持ちを読者にも納得させる形を取ったうえでああなったのなら、より切なくドラマティックだったのに..2017/03/09