複雑性トラウマ・愛着・解離がわかる本

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複雑性トラウマ・愛着・解離がわかる本

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535563889
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3011

出版社内容情報

 本書は,患者さんに語りかけるように書かれており,専門用語を使わずに,難解な複雑性トラウマと解離の世界を解説しています。
心理療法の流派を問わず,共通に知っておくことが必要な視点から書かれています。(中略)
「複雑性トラウマ」は,自我の解離状態に由来するきわめて多彩な症状をもたらします。
感情制御の困難,自傷行為,嗜癖・依存,見捨てられ不安による行動化,異常な摂食行動,夫婦間暴力,家庭内暴力,虐待行為,「よい人」の犯罪などの背景に,「複雑性トラウマ」があることを知ることは,援助の可能性を広げることにつながります。
(「監訳者あとがき」より)

内容説明

援助者と当事者が協働して回復を目指すためのテキスト。「子ども時代の傷つき」によって、どのようにして「大人の心の問題」が生じるのか?その治療プロセスは?専門用語を使うことなく、ていねいに解説する。

目次

イントロダクション
自動から手動に変える
感じることをもう一度学ぶ
霧の中にある記憶
不快を理解する
身体の声を聴く
感情の制御を学ぶ
私ではない私―断片化されるアイデンティティ
内面の声―自分自身と対話する
自分と自分の闘いに勝つのは誰なのか?
自分を守るということ
柔軟性と行動力の回復
“弱い自分”を受け入れる
責任を引き受ける
“大人の自分”が車を運転する
たくさん失敗を重ねた人が勝者となる
思い込みに疑問を投げかける―良の中にある悪,悪の中にある良
最も衰えている“筋肉”を使う―バランスの回復
ターニングポイント
現在から過去を眺める
内的“部分”のバージョン2
過去、現在、そして開かれている未来
自分と他者、そして私たち

著者等紹介

ゴンザレス,アナベル[ゴンザレス,アナベル] [Gonzalez,Anabel]
精神科医・心理療法家。集団療法、認知分析療法、家族システム療法、トラウマ志向心理療法を専門とする。医学博士、犯罪学の専門家でもある。ESTD(ヨーロッパトラウマ解離学会)理事。スペインEMDR協会副理事長。コルーニャ大学病院(University Hospital of A Coru〓a:CHUAC)に勤務し、深刻なトラウマをもつ患者の治療のための「トラウマと解離の治療プログラム」を組織している。教育者としては、解離性障害、トラウマ、愛着、感情制御に関するワークショップを精力的に行い、EMDR療法の認定トレーナーとして活躍している。病院内における教育活動にも参画し、精神科研修医に対する心理療法のトレーニングを行っている。また、国立通信教育大学(Universidad Nacional de Educaci´on a Distancia:UNED)の大学院修士課程の非常勤講師として、EMDR療法の講義を担当している。研究においては、トラウマおよびさまざまな疾患に対するEMDR治療の領域で、複数の研究プロジェクトを指揮している。これまでに、解離、トラウマ、EMDR療法についてのたくさんの論文を発表してきた

大河原美以[オオカワラミイ]
東京学芸大学教育心理学講座教授、博士(教育学)。公認心理師・臨床心理士。1982年東北大学文学部哲学科卒業。児童福祉施設の児童指導員として勤務ののち、1993年筑波大学大学院修士課程教育研究科修了。精神科思春期外来、教育センターなどの非常勤相談員を経て、1997年東京学芸大学助教授、2007年4月より現職。専門は子どもの心理療法・家族療法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろか

10
時々翻訳本で見かけるような、専門的でありながらも、当事者向けの本。複雑性トラウマ、愛着、解離について、専門的でなワードを用いず説明。訳も読みやすいものの、内容的に決して平易ではない。当事者が読む場合、ある程度の知的に高くないと内容が難しいのではないか。2020/09/05

ありす

6
ふとその気になって出かけた先で、この本を紹介された。抜粋を読み、ここにいるのは私だと感じ、購入した。幼い頃から抱いてきた諸々のネガティブな感覚は、誰にも理解されることはなく、大人になって堪らず飛び込んだ精神科や自助会でもやはり理解は得られず、孤独感と諦めが増すだけだった。それでも苦しくて、このネガティブから逃れたい一心で、メンタル系の専門機関を彷徨い続けた。そしてこの本に辿り着いた。仲間がいる。著者はこの苦しみを理解し、言語化して見せてくれる。今、ノートを取ったり線を引いたりしながら再読中。2023/05/05

素人

5
メモ。過去を受け入れるにあたっては、必ずしも事実に拘泥する必要はない。重要なのは心の中にあるがままの記憶で、それが治療上扱うべき素材になる(231頁)。2021/06/02

きくりん

4
難解な言葉は使われていないけれど、複雑性トラウマや解離について、深く広範囲にわたる理解ができる本。心が傷ついたときにどういう反応が起こるのか、解離はどうして起こるのか、そしてどう回復を目指すのか。「変わる」決意が大事であるが、変化してきても従来のパターンに引き戻されそうになるものだと何度も言及されており、だからこそ、当事者がそれを知っていること、一人ではなく協働して回復を目指す援助者が必要であると思われる。「トラウマの中心的な要素は『信じている人に裏切られること』」援助者が肝に銘じておかなければならない。2022/09/22

オオタコウイチロウ

1
自分自身を受け入れること。 「「娘が痛がって混乱している」という事実を無視していません。このような経験は、「自分がどのように感じているのか」を自覚し、落ち着いて自分の感情を評価し、感情を調整することを学ぶための“手本”になります。」76 「これらはすべて自分を大切にしているのかということと関係しています。[…]こんなふうに自問してみましょう。「自分で自分に対してひどい扱いをしている人は、気分を改善するために何ができるだろうか」」832023/06/27

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