加害者臨床の可能性―DV・虐待・性暴力被害者に責任をとるために

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  • サイズ A5判/ページ数 307p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784535562486
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C3011

出版社内容情報

"加害者本人の責任認識のために、セラピストはいかに加害者の変化を促進できるのか。効果的な質問方法等を提示しながら丁寧に解説。


●加害者臨床の可能性を探る
 ………“Invitation To Responsibility”が提言するもの──信田さよ子


●第1章……暴力・虐待について
はじめに
暴力・虐待の要因について
妨げの理論

●第2章……加害者へのアプローチ
はじめに
暴力・虐待を認めること
非暴力・非虐待関係への招き入れ
パートナーとの関係における間違った努力についての考察
パートナーとの関係崩壊の過程についての考察
自己責任を妨げるものの外在化への招き入れ
妨げに対しての挑戦
新しい行動への準備
新しい行動への促進
新しい行動の発見
家族療法
別離のためのカウンセリング

●第3章……児童虐待の加害者へのアプローチ
はじめに
虐待について話をする
責任について考えることへの招き入れ
責任を受け入れるために
責任を果たすこと?@……虐待に直面すること
責任を果たすこと?A……虐待における意味づけ
責任を果たすこと?B……自己責任の認識を示す
責任を果たすこと?C……再発防止
カップルセラピー
むすび

● 付録
付録1 虐待に直面すること………責任への使命 
付録2 虐待に直面することを助長する………認めること 
付録3 虐待の影響を理解することを促すための質問
付録4 虐待傾向についての理解を促す
付録5 コンテクスト段階における拘束
付録6 謝罪の手紙 

●倫理的になること
 ………促しの実践における新しい展開──アラン・ジェンキンス

●あとがき──高野嘉之





【著者紹介】
クリニカルサイコロジスト

目次

第1章 暴力・虐待について(暴力・虐待の要因について;妨げの理論)
第2章 加害者へのアプローチ(暴力・虐待を認めること;非暴力・非虐待関係への招き入れ;パートナーとの関係における間違った努力についての考察 ほか)
第3章 児童虐待の加害者へのアプローチ(虐待について話をする;責任について考えることへの招き入れ;責任を受け入れるために ほか)

著者等紹介

ジェンキンス,アラン[ジェンキンス,アラン] [Jenkins,Alan]
クリニカルサイコロジスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コジターレ

8
ハラスメント行為者のヒアリングを行うにあたって、再読。ハラスメント行為者の認知の歪み、責任の回避を考えると、やはり質問は効果的だと思う。本書は質問のバリエーションが大変豊富で勉強になる。2019/07/04

コジターレ

8
加害者臨床に携わる専門家にとって大変参考になるだろう。同時に、中途半端に加害者臨床に手を出してはいけないと思った。それほどに奥が深く難しい世界だと思う。多様な「質問」によって加害者にアプローチしていくところが印象的。どの臨床場面においても、考え抜かれた最適な「質問」ができる力が求められるということを再認識した。2018/03/08

☆りはこ☆

4
きつい。私は虐待・性暴力加害者には寄り添えないなって思いながら読んでいた。カップルセラピーなんて、私が女性(母親)側の立場なら精神が崩壊するけど。2018/12/06

ひろか

4
加害者臨床のバイブル登場。今年No.12014/07/05

マイ

0
加害者に臨床なんて、と言う意見もありつつ、これはなかなかに手厳しい。加害者が加害行為とそうさせる考え方に直面し、過去と未来の行動に責任を持つように促す。罰を与えるよりも厳しい。2021/11/14

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