こちらの商品には新版があります。
内容説明
崩壊する家族、キレる少年、虐待される子ども―。司法の現場からの臨床的アプローチ。
目次
1 司法臨床の実際(児童虐待;離婚と子ども;少年非行;高齢者と家族)
2 法と臨床の交差点(司法臨床の場―家庭裁判所;司法臨床家としての家裁調査官)
3 司法臨床の視点(非行臨床の視点―子どもの攻撃性;家族臨床の視点―家と間取り)
著者等紹介
広井亮一[ヒロイリョウイチ]
和歌山大学教育学部助教授・臨床心理士。1957年、新潟県生まれ。新潟大学卒業後、1981年より1999年まで家庭裁判所調査官を務める。1999年10月より現職。専門は司法臨床、家族臨床、非行臨床
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カラ崎検査官
2
家裁の現場でしばしばみられる、家族病理の難しさと関わり方について大変参考になりました。家の間取りの描画法についても再読してしっかり勉強したいところです。2016/01/05
Takako Mitsuda
2
前半は実際のケースを順を追っての事例解説。臨床的立場と法的立場、両方の観点から家裁調停員が当事者にかかわっていく姿、本当に大変な仕事なのだと知りました。家族の問題は社会みんなで考えてかかわっていくべきだと再認識。前半部分だけでも多くの人に読んでもらいたいと思います。2014/02/15