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叢書・心理臨床の知
動機づけの臨床心理学―心理療法とオーダーメイド・テストの実践を通して

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  • サイズ B6判/ページ数 211p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784535561625
  • NDC分類 146
  • Cコード C3011

内容説明

近年、学生の不登校や若者の不就労、学校や職場に対する不適応が社会問題化している。このような状況にある青少年の多くは、職場や学校に対して忌避感情を抱くだけでなく、学習や仕事に対する動機づけも低下しているように見える。このような動機づけを高める方法や要因については、教育学や教育心理学をはじめ、多方面からさまざまな提言がなされている。しかし、心理療法や、その原理を教育に応用した実践にもとづいて、こうした動機づけを向上させる要因を抽出することは、これまで、あまりなされなかったように思われる。本書は、それを試みたひとつの挑戦である。

目次

第1章 心理療法の個性的統合(心理療法の分化と統合;心理療法の個性的統合と共通要因 ほか)
第2章 筆者の仮説とアプローチ(人間の心理と行動の一般原理に関する仮説;心理的問題の発生と克服に関する仮説 ほか)
第3章 臨床事例(不登校を続けた男性;ステューデント・アパシーを呈した男性 ほか)
第4章 教育場面での応用(小学生に対する試み;中学生に対する試み ほか)
第5章 仮説の再検討と精緻化(動機づけの低下過程について;動機づけの向上過程について ほか)