内容説明
「自分は、そもそも何者か?」ユング心理学は根源的な問いに向き合う。ユング派の心理療法はきわめて実際的かつ個性的だ。国際的に認定された13人の療法家が、無意識やイメージを個別事例で徹底的に深めていく。
目次
1 ユング派の心理療法とは
2 「元型」の考え方
3 ユング心理学の「宗教」イメージ
4 夢分析における「コスモロジー」の視点
5 ユング心理学の「創造性」
6 夢の中の「蛇」とのかかわり
7 ユング心理学における「転移」現象
8 「境界例」にみるユング派の心理療法
9 「分裂病」の臨床
10 ユング派心理療法と日本人のアイデンティティ
11 心身症―身体症状の象徴性
12 精神医療とユング心理学の可能性
13 分析家個人開業のすすめ