検証:信用リスクとM&A

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  • サイズ A5判/ページ数 338p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535555235
  • NDC分類 335.5
  • Cコード C3033

内容説明

ソフトバンク・ボーダフォン、阪急・阪神、シティ・日興などのM&A事例を「資本の論理」と「債務の論理」の相剋という視点から検証。

目次

1 信用リスクからみたM&A(M&Aとクレジットストーリー―イベント・リスクと信用リスクの連関性;企業価値と信用リスク―資本と債務の財務理論)
2 検証:信用リスクとM&A(東芝の米WH買収、信用分析の試金石に―長期性事業への投資と信用リスク;日本板硝子、巨額買収で格下げ―リスクテイクは合理的か;ミタルの脅威に鉄鋼メーカーは戦々恐々―CDSスプレッドが大幅拡大;決裂した日産・ルノー連合と米GMとの提携交渉―辣腕経営者の思惑と自力再建への面子;孫正義の挑戦:巨額LBOと事業証券化―投資家は巨額買収に対峙;ライブドア事件再考:株式交換で信用リスク消失か?―逃れられない資本コスト;阪急・阪神統合―資本の論理と信用リスクの狭間で―投資ファンドの脅威と戦後初の鉄道再編;王子製紙が衝撃の敵対的TOB―買収構想と業界再編;日興への米シティグループによるTOB―不正会計、上場廃止是非で信用力が動揺;買収のファイナンスを読む―大型社債、ハイブリッド証券、事業証券化)
3 資本市場の文化論―資本の論理と信用リスク(債務の論理と資本の論理―債権者と株主の力関係;諸行無常と現代投資理論―権利の覚醒と衝突、そして秩序)

著者等紹介

上野孝司[ウエノタカシ]
1957年生まれ。東京大学理学部数学科を経て、教育学部卒。抽象代数学、教育社会学専攻。証券会社で金融派生商品、社債引受業務、資本市場調査業務などを経て、現在、ブルームバーグニュース債券資本市場担当記者。専門は企業金融を中心とした資本市場の理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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