内容説明
経済のダイナミックな変化を追う。「連続写真」にたとえられる新たな調査方法。その概要と利用法、理論を平易に解説する。
目次
第1部 パネルデータ分析入門(パネルデータとは何か;パネルデータの特徴を概観する;状態、順位の変化をとらえる―固体の変化の観察で得られる単純な事実;長期間にわたる変化をとらえる―個体の長期の観察で得られる単純な事実;変化を要因分解する;因果関係などを分析する;ミクロ経済主体を動学的に分析する;個体間の異質性をコントロールする;パネルデータの限界と問題点を検討する)
第2部 パネルデータ分析の計量経済学(回帰分析により統計に潜む法則性を把握する;実験ができないことによって生じる困難について考える;実験ができないために生じる困難を克服するためのパネルデータ計量経済学手法)
著者等紹介
樋口美雄[ヒグチヨシオ]
1952年生まれ。慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了(商学博士)。慶應義塾大学商学部教授、経済産業研究所ファカルティフェロー。著書に『雇用と失業の経済学』(日本経済新聞社、第42回エコノミスト賞受賞)ほか
太田清[オオタキヨシ]
1952年生まれ。京都大学経済学部卒業。現在、日本総合研究所調査部主席研究員
新保一成[シンポカズシゲ]
1961年生まれ。慶應義塾大学商学研究科博士課程修了。慶應義塾大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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