内容説明
本書は、3部構成をとっている。「第1部 経済数学の基礎」は高校数学の確認(第1章)からはじめて、ミクロ経済学・マクロ経済学の数学的方法を修得するための準備をおこなう。「第2部 ミクロ経済学の数学的方法」では、第1部を基礎に、ミクロ経済学の理論構成にしたがって、主体均衡の理論、市場均衡の理論、不完全競争の理論などで用いられる数学的方法を取り上げる。「第3部 マクロ経済学の数学的方法」では、大学教育のレベルでマクロ経済学に登場する市場均衡モデルの方法とマクロ動学の数学的方法の解説をおこなう。
目次
第1部 経済数学の基礎(経済数学の学び方;微分と積分;多変数関数の微分 ほか)
第2部 ミクロ経済学の数学的方法(消費者行動の理論;生産者の理論;不完全競争の理論 ほか)
第3部 マクロ経済学の数学的方法(指数計算と乗数―数列と数列の和;連立1次方程式モデル;比較静学分析の方法 ほか)
著者等紹介
浅利一郎[アサリイチロウ]
1950年東京都生まれ。1978年一橋大学大学院経済学研究科博士課程退学。現在、静岡大学教授
山下隆之[ヤマシタタカユキ]
1962年東京都生まれ。1990年青山学院大学大学院経済学研究科博士課程単位修得退学。現在、静岡大学助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。