内容説明
ヒジの故障と3度の手術。絶望の淵で涙した日々、復活のマウンドに立つまでの真実とは?荒木自身がつづる、苦闘と感動の物語。
目次
第1章 6球のドラマ
第2章 優勝目前の苦しみ
第3章 1611日振りの白星
第4章 “荒木フィーバー”とともに
第5章 故障の始まり
第6章 不安と希望の狭間で
第7章 一途の光りが見えた
第8章 本当の復活の日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
129
う〜ん、やっぱり'どん底'を経験したコトのある方の本を読むと改めて身が引き締まりますね。日ハムの二軍監督を務めたりしましたが、正直私も荒木選手がデビュー後で投げていた姿はあまり記憶になく、復活してからの姿のほうが印象的です。今でも4年ぶりに登板したトキの騒動?は記憶にありますね。高校のトキに本人の意図しないトコで'大ちゃんフィーバー'になったコトがのちのマスコミとの'距離感'になっていたのは納得できますね。たくさんの苦労をし地獄を経験したからこそ、よき指導者として歩んでいけるんだろうなと見習いたいですね。2020/05/23
もとむ
7
松坂大輔の「大輔」という名前は、この荒木大輔の甲子園における大人気から名付けられた…ということを、今の野球ファンはどれだけご存知だろう?松坂以上にこの荒木も、ヤクルトでの現役時代はケガに泣かされ、実に4年間も投げられない日々が続くという、その戦いの日々が実に克明に描かれている。本人も述べているが、おそらくプロとしてはそこまでの才能ではなかったのだろう。それでもイケメンゆえの「人気先行」に比例しない実績は、本人をどれほど苦しめたことか。それでもそこから逃げなかった男の不屈の魂に、僕は心から称賛を送ります。2024/08/21