出版社内容情報
李 春利[リ シュンリ]
著・文・その他/編集
目次
米中対立は日本の利益にならない
第1部 不確実性の世界と中国(巨龍中国 交錯する諸課題―米国、日本、そして中国への教訓;東アジアの成長モデル―規則に基づく貿易秩序における対立と協力;「マーケットクラフト」は新しいステートクラフト―アメリカ、日本、そして中国への教訓;米中の国力バランスが経済覇権と東アジアの未来を決める(「エズラ・ヴォーゲル出版記念シンポジウム」より)
米国議会から見た米中関係
台湾のWHO「参加」をめぐる国際政治?―グローバルヘルス行政のなかの非国家主体
日本・中国国民の対外イメージと「国民感情」
日中関係における「トップダウン」と「価値観外交」
「新時代の日中関係」への過程―安倍・習両政権における対立・関係快演を検証する)
第2部 現代中国のフロンティア(「援助/ODAを超えて」論と中国―日韓中印対外援助比較を手がかりに;自動車の未来と中国―CASEはどこへ向かうのか;「新四化(CASE)」と中国自動車産業の未来
中国製造業企業の発展プロセス―後発国企業の「キャッチアップ」と「追い抜き」
現代中国の農地制度改革論―農村土地私有化のレジリエンス
生産関係からみた中国の土地政策―“三権分置”政策に対する考察
「民俗宗教」「民族宗教」と中国の宗教政策
人類学・民族学における中国少数民族研究の位置づけ
アメリカにおける華人コミュニティの変遷と社会団体の役割)
著者等紹介
李春利[リシュンリ]
愛知大学国際中国学研究センター(ICCS)所長、同経済学部教授・大学院中国研究科教授。中国遼寧省生まれ。中国社会科学院大学院、京都大学を経て、1996年に東京大学にて経済学博士号を取得。専門分野は中国経済論、国際産業論及び環境・交通経済論。浙江大学講座教授、南開大学兼任教授、ハーバード大学上級研究員(Fellow)、MIT国際自動車研究プログラム(IMVP)兼任研究員、東京大学モノづくり経営研究センター特任研究員、日本華人教授会議代表、全日本華僑華人連合会副会長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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