出版社内容情報
■本書の特長
マクロ経済分析、政策分析に欠かせない数値計算の手法を用いた定量分析の理論と実践を、プログラムコードも提供しつつ、基礎からステップ・バイ・ステップで丁寧に解説!
第Ⅰ部「数値計算の基礎」では、ベーシックなマクロ経済モデルを用いて、さまざまな数値計算の手法を実践する方法を、手を動かしながらじっくり学び、基礎を定着させる。
第Ⅱ部「応用編」では、格差、社会保障、金融政策など、現実の経済問題に密接に関連する手法を具体的な分析事例に基づいて学んでいく。「異質な経済主体」を考慮するモデルを積極的に導入し、現実の政策課題に切り込む力を習得する。
補論では、本書で用いたプログラムコードのガイドや、数値計算で必要となる理論面の解説を提供する。
現代のマクロ経済学ではどのような問題意識のもとで、どのようなモデル分析が行われているのか? そのフロンティアの姿に迫るための知識と技術を実践的に身に付けるための一冊。
■主な目次
第Ⅰ部 数値計算の基礎
第1章 数値計算ことはじめ
第2章 2期間モデル・3期間モデルと数値計算の概観
第3章 動的計画法
第4章 オイラー方程式と時間反復法
第Ⅱ部 応用編
第5章 格差をどう説明するか--ビューリー・モデルによるアプローチ
第6章 ライフサイクルで考えるマクロ経済--世代重複モデル
第7章 ニューケインジアン・モデルの新展開
第8章 定量的マクロ経済学のフロンティアを覗いてみる
付録
A 使用したコードについて
B 数値計算の理論
C 自己回帰確率過程の離散近似
内容説明
経済モデルとデータを融合させ、複雑な経済問題に挑む!マクロ経済分析の必須ツール=数値計算を、基礎から実践的に解説。異質な個人・企業を考慮した格差や政策課題の分析も豊富に紹介。ウェブサポートでは、分析コードも提供。
目次
第1部 数値計算の基礎(数値計算ことはじめ;2期間モデル・3期間モデルと数値計算の概観;動的計画法;オイラー方程式と時間反復法)
第2部 応用編(格差をどう説明するか―ビューリー・モデルによるアプローチ;ライフサイクルで考えるマクロ経済―世代重複モデル;ニューケインジアン・モデルの新展開;定量的マクロ経済学のフロンティアを覗いてみる)
付録(使用したコードについて;数値計算の理論;自己回帰確率過程の離散近似)
著者等紹介
北尾早霧[キタオサギリ]
政策研究大学院大学教授、経済産業研究所(RIETI)上席研究員(特任)。2007年、ニューヨーク大学経済学部にてPh.D.を取得。ニューヨーク連邦準備銀行調査部シニア・エコノミスト、東京大学大学院経済学研究科教授等を経て、2024年より現職。2016年、日本経済学会中原賞を受賞
砂川武貴[スナカワタケキ]
一橋大学大学院経済学研究科准教授。2012年、オハイオ州立大学経済学部にてPh.D.を取得。日本銀行、東京大学公共政策大学院特任講師、神戸大学社会システムイノベーションセンター特命准教授等を経て、2022年より現職
山田知明[ヤマダトモアキ]
明治大学商学部教授。2005年、一橋大学大学院経済学研究科にて博士号を取得。立正大学経済学部専任講師、明治大学商学部准教授等を経て、2014年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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