出版社内容情報
未だ解決を見ない戦後の大規模訴訟の一つである諫早湾干拓紛争を、法学・政治学・社会学から分野横断的に研究した書。
【目次】
はじめに
第1編 諫早湾干拓紛争の経緯と現状の分析
第1章 諌早湾干拓紛争の歴史――なぜこれほど長期化したのか……樫澤秀木
第2章 諫早湾干拓事業をめぐる政治行政過程――長崎大干拓構想から現在まで……德久恭子・稲垣 浩・加藤雅俊
第3章 諌早湾干拓事業による地域社会への影響と住民の認識――アンケート調査の結果から……開田奈穂美
第4章 自治体広報誌における公共事業の言説――諫早湾干拓事業についての『広報いさはや』記事分析から……山下博美
第2編 既存の紛争処理プロセスの分析
第5章 諫早湾干拓紛争を巡る裁判の概要……岡庭幹司
第6章 諫早湾干拓紛争における漁業補償契約の分析――事業完成前の合意におけるリスクの配分の持つ意味……宮澤俊昭
第7章 憲法学から見た諫早湾干拓紛争――司法的救済と政治部門による救済……御幸聖樹
第8章 民事手続法学からみた諫早湾干拓紛争……西川佳代
第9章 諫早湾干拓紛争を行政訴訟ではなく民事訴訟で「解決」することの意義と課題……児玉 弘
第10章 科学訴訟としての諫早湾干拓訴訟……渡辺千原
第3編 求められる紛争処理プロセスの展望
第11章 政治・行政過程分析からの示唆――社会的合意形成を通じた地域活性化に向けて……加藤雅俊
第12章 予測を超える損害の生じた大規模公共事業をめぐる紛争の解決に向けて――民事裁判制度によるほかない現状の分析と今後の課題……宮澤俊昭
第13章 諫早湾干拓紛争とADR――事業開始前から事業後の紛争と裁判,将来に向けた対話へ……渡辺千原
第14章 不確定状況下における紛争処理――諫早湾干拓紛争の概略と浮かび上がってきた課題……樫澤秀木
第4編 資料
あとがき



