出版社内容情報
従来、民事法の枠組みで議論が重ねられてきたマンション法制について、公法の観点も踏まえた分野横断的・総合的な分析を行う。
内容説明
区分所有法を中心として重ねられてきた民事法の観点に公法の分析を加え、新たな時代のマンション法制を描き出す。高経年マンションの増加を見据えた管理・再生の法整備の展開、そして区分所有法の二十数年ぶりの大改正が見込まれるいま、マンション法制を総合的に分析する。
目次
第1部 マンション法制を捉える視点(マンション法制の制度設計の捉え方―憲法の観点から;マンション法制の都市法的把握と課題)
第2部 マンションの出口の諸論点(「マンションの出口」の現状と課題;団地型マンションの建替え;建替え・敷地売却制度と派生的権利(借家権)の調整 ほか)
第3部 マンションの管理の諸論点(管理組合の位置付けと課題;マンション管理の適正化と行政の関与;マンションの取壊積立金と管理組合の目的 ほか)
著者等紹介
篠原永明[シノハラノリアキ]
甲南大学法学部(教授)
吉原知志[ヨシハラサトシ]
大阪公立大学大学院法学研究科(准教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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