翼、ふたたび

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翼、ふたたび

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569819600
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

破綻した大手航空会社。社員の意識を変えることで再生し、先の震災を乗り越えるまでのドラマを描く感動のノンフィクション・ノベル。

【著者紹介】
作家

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

それいゆ

67
JAL再生の物語は読み応えがあり、東日本大震災で津波の被害に遭遇した仙台空港で奮闘する職員には頭が下がる思いです。でも私は、3.11の話を読むためにこの本を手にしたのではありません。もっと具体的な再生物語を期待していただけに、ちょっぴり残念です。2014/09/03

ナミのママ

42
経営破綻から短期間再生を果たしたJALがモデルのノンフィクションノベル。…社員を主人公にして内側の視点から再建を書いています。前半は破綻、カリスマ経営者がきて洗脳されるのではという不安、そして徐々に変わっていく様子。後半は震災を通じて、経営者が掲げた『フィロソフィ』がどのように実践されていくのか。もっと経営手腕を読めると期待していたので、前半は面白かったのですが、後半の社員の頑張り的な内容で終わってしまったのが残念でした。稲盛氏の本は何冊か読んでいて好きな人物なので、もう少しJAL再建を読んでみたいです。2014/08/02

すしな

36
045-25.経営破綻した航空会社の再生を描いた本書では、対話と共感を重ねることで社員の意識が変わり、組織が生まれ変わっていく様子が丁寧に描かれておりました。実際のJALのサイトも同じことが書いてありました。また、終章の未曾有の震災を前にして社員たちが一丸となる姿からは、人は「誰かのために」と思えたときこそ本気になれるのだと感じました。現代社会では、助けを必要とする人が見えにくくなっておりますが、それを可視化することこそ、今まさに求められているのだと気づかされました。2025/06/08

あすなろ

33
人の心に正しいと思うことを行わねばならぬと気が付いた社員が、被災した東日本に復活した鶴丸マークを飛ばす。ちょっと落涙しそうな後半だった。まさしくJALの復活物語。確かに、その間に東日本大震災があった。鶴丸の真っ白な飛行機。日本人の心を象徴するかのような、そんな佐々木会長即ち稲盛氏の科白が後からしっくり来た。読んで良かったJALの再生ストーリー。そして、東日本大震災の仙台空港のストーリー。僕も、人の心に正しいと思うことを行うという至極当然のことを大事に行動したい。2014/11/09

まつうら

32
JAL破綻から再建への道のりを描いた作品と思い手にとった。機内も地上も混乱した様子の現場に、稲盛和夫と思しき佐々木和人会長があらわれる。アメーバ経営とかフィロソフィ教育とかのフレーズが出てきて、稲盛流経営が始まると思いきや、ここで裏切られた。東日本大震災で仙台空港が津波に襲われると、そこからは震災復興でJAL再建はどこかへ行ってしまった。広報部の翔が仙台空港の遥に想いを寄せるが、これは著者の他の作品にも散見するパターンでちょっと興ざめ。もっと骨太なJAL再建のストーリーを期待していただけに、ちょっと残念。2021/12/10

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