出版社内容情報
「高齢者と障害者のケア」をめぐる世界的議論と動向を意識しつつ、コロナ禍があらわにした理論的諸課題を社会法の視点から考察。
目次
第1部 社会法とケア(ケアの議論に学ぶ―社会法においてケアをどう考えるか;「ケアと労働法」に関するもう1つの覚書―理論動向の整理のために;ケアの希望表明権・選択権;ケアと所得保障(ベーシックインカム)
高齢者ケア労働者の権利保障をめぐる課題―ILO、OECD、EUの動向を手がかりに
「ケアの視点」からみた介護保障・介護保険―ドイツ介護保障システムとの対比から
イギリスの退院支援制度におけるケアラーの権利―キュアとケアの境目から、「ケアを中心とする社会」を展望する)
第2部 日本における介護保障とケア責任(高齢者ケアの「財源」問題―介護保障と介護保険財源を中心に;介護保障における老人福祉法の役割と市町村の責任;介護保障と障害者支援―「65歳の壁」問題から制度改革へ;障害者家族に課せられるケア責任―障害のある子どもの子殺し事件の裁判資料の分析を通じて)
著者等紹介
武井寛[タケイヒロシ]
龍谷大学教授
嶋田佳広[シマダヨシヒロ]
龍谷大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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