出版社内容情報
なぜ夫婦は同姓でなければならないのか? 「家」制度から社会の仕組みに内包するジェンダー不平等を明らかにし、憲法を手がかりに解決を探る。
内容説明
「おかしさ」に気づき、声をあげるための基礎知識。「家」意識のルーツをたぐり、日本国憲法を道しるべに、これからのジェンダー平等社会の「あたりまえ」を探る。
目次
第1章 「家族」とは何か「家」制度とは何か(家族とは何か;「家」制度は戦前の民法で規定された「家族共同体」 ほか)
第2章 「家族」と「戸籍」と「氏」(「家」は廃止されたが「氏」は残った;戸籍とは何か ほか)
第3章 性的自己決定権とジェンダー(自由な恋愛と結婚;女性への暴力の根っこにあるもの―「家」制度の残滓 ほか)
第4章 今でもあるジェンダー差別と先輩たちの取組み(ジェンダー意識の今;各界の女性の活躍とまだある差別 ほか)
第5章 今後の課題―憲法をよく読み、活かす運動を(「家族の絆」の強調の先にあるもの―改憲派の家族像;改めてジェンダー平等にかかわる憲法を検討する ほか)
著者等紹介
杉井静子[スギイシズコ]
1944年中国青島生まれ。中央大学法学部卒業、1969年弁護士登録。三多摩法律事務所を経て2009年にひめしゃら法律事務所を設立・所長。日弁連女性の権利に関する委員会委員長、家事法制委員会委員長、第二東京弁護士会副会長、関東弁護士会連合会理事長、立川簡易裁判所調停委員、都留文科大学ジェンダー学入門非常勤講師等を歴任。現在、労働者教育協会副会長、全国革新懇代表世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 局地気象学