出版社内容情報
1次資料に基づきアイゼンハワー政権(1953~61年)の宇宙政策を明らかし、かつ今日の宇宙空間をめぐる様々の問題に示唆を与える。
内容説明
冷戦期の宇宙空間をめぐる国際関係の研究は、21世紀における平和目的に基づく宇宙活動の安定的・持続的発展のあり方を検討する上で、必要かつ不可欠である。
目次
序章 宇宙をめぐる国際関係の展開と歴史研究
第1章 アイゼンハワー政権と米国の安全保障
第2章 奇襲攻撃の脅威への対応と宇宙空間の利用可能性
第3章 米国の科学衛星計画
第4章 米国のロケット開発の歴史と科学衛星計画の進展
第5章 スプートニクとアイゼンハワー政権の宇宙政策
第6章 NASAの設立―米国の宇宙開発利用体制の形成
第7章 CORONA計画―宇宙空間と米国の安全保障
終章
著者等紹介
永井雄一郎[ナガイユウイチロウ]
日本大学国際関係学部助教、博士(国際関係)。1982年生まれ。2004年日本大学国際関係学部卒業、2006年日本大学大学院国際関係研究科博士前期課程修了、2011年日本大学大学院国際関係研究科博士後期課程修了。ジョージ・ワシントン大学宇宙政策研究所訪問研究員、日本大学国際関係学部非常勤講師、東京大学公共政策大学院および政策ビジョン研究センター(現、未来ビジョン研究センター)特任研究員を経て、2017年4月より現職。専門は、国際政治・宇宙政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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