出版社内容情報
2016年3月刊行の初版以降、強制性交等罪を初めとする性犯罪に関わる大規模な法改正がなされた。
これら改正法の詳細を踏まえた解説の更新をはじめ、判例の動きをフォローするだけでなく一層のわかり易さを追求した改訂版。
詳細さと読みやすさのバランスを意識した記述であり、
刑法各論の基本書でありつつ、同時に刑法全体を俯瞰するうえでも価値のある一冊。
各章で登場する事例をまとめ、「事例集」として巻末に一括収録した。
内容説明
判例・通説の正確な把握と疑問点の解決。豊富な事例を駆使して論点を徹底解析。『刑法総論(第2版)』(既刊)と連携して理論性・体系性を追究。性犯罪に関する規定の大改正を踏まえ、最新動向を的確にフォロー。事項索引・判例索引・刑法条文索引も充実、事例集を巻末に収録。最新状況を踏まえた第2版。
目次
第1部 人格的法益に対する罪(生命に対する罪(殺人の罪、堕胎の罪;遺棄の罪)
身体に対する罪 ほか)
第2部 財産的法益に対する罪(財産罪総説;窃盗の罪 ほか)
第3部 社会法益に対する罪(公共の安全に対する罪(放火罪;往来妨害の罪、騒乱の罪等)
公共の信用に対する罪(文書偽造の罪;通貨偽造の罪等) ほか)
第4部 国家法益に対する罪(国家作用に対する罪(公務執行妨害の罪;司法に対する罪)
汚職の罪(職権濫用罪;賄賂罪) ほか)