シェブロン法理の考察

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シェブロン法理の考察

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  • サイズ A5判/ページ数 216p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535523609
  • NDC分類 323.995
  • Cコード C3032

出版社内容情報

行政機関の制定法解釈に対する「敬譲型」司法審査法理の定立で知られる米連邦最高裁判決の核心的な2段階審査法理を再検証する。

はじめに:法理、ルールそしてスタンダード

第1章 シェブロン判決とは
1 事案の概要
2 シェブロン判決で2段階審査以外に述べられていたこと

第2章 規則制定権とシェブロン法理
1 1944年スキッドモア判決から2001年ミード判決へ
2 行政手続法の用意する規則制定手続
3 553条の例外の3種:解釈規則に関する考察
4 ハイブリッド型規則制定手続
5 対審型規則制定手続
6 告知とコメントを通じた規則制定手続553(b)条
7 1997年アウア対ロビンズ判決
8 2001年ミード判決
9 2013年デッカー対NRDC判決
10 2015年ペレズ判決

第3章 レーンキストからロバーツにおけるステップ0の運用
1 2000年タバコ判決
2 2015年キング対バーウェル判決

第4章 ステップ1の運用
1 ステップ1の検討2016年FERC判決
2 2001年ATA年判決
3 2007年マサチューセッツ判決
4 2014年スキャラバ判決

第5章 ステップ2の運用
1 2001年SWANCC判決
2 2006年ラポノス判決
3 2007年ワイルドライフ判決
4 2009年エンタージ判決
5 2014年UARG判決
6 2014年EMEホーマー判決
7 2015年ミシガン対EPA判決

第6章 テクスチャリズムの沿革
1 テクスチャリズムとはなにか
2 シェブロン判決に対するテクスチャリストの不満:トーマスの矛盾

第7章 ロバーツ・コートの最近の判例とテクスチャリズムとの矛盾
1 ステップ0:シェブロン2段階審査の発動する前提
2 ステップ1の事案
3 ステップ2の事案

第8章 シェブロンの4段階の解釈手法
1 シェブロン4段階テスト・シェブロン法理の示す「専門性」と民主的正統性
2 学説の動向:専門性と民主的基盤
3 原告適格、裁判管轄そして本案審理
4 ペレズ判決とアウア判決の行方:規則制定手続と司法審査
5 ロバーツの立場:裁判管轄

第9章 ロバーツ・コートのシェブロン判決の運用の背景について
1 大統領と連邦議会の対立そして州議会
2 大統領の下にある行政機関とOIRAとの関係
3 2018年ハワイ判決:渡航制限についての判断
4 トランプ政権の温暖化政策の動向とその効果
5 法制定の負担と圧力団体
6 ケネディの退官とカバノー
7 合衆国最高裁の裁判官の法解釈理論と学説
8 ミシガン判決と学説の分析(ファーバー、サンスティン、カールソン)
9 スコット・プルーイットの透明性の提案
10 わが国への示唆:行政機関の規制の実際と司法府の立ち位置
11 わが国への示唆:専門性という口実と判決という呪縛

おわりに

辻雄一郎[ツジ ユウイチロウ]
著・文・その他

内容説明

法文言を重視する立場、目的を重視する立場を並べながら、30年以上前のシェブロン判決のなかで示された解釈手法を整理して検討。現在、シェブロン判決の生み出した2段階審査が「法理」として生き残っていけるかどうか、あるいは姿を変えて、変容しているかどうかを検討する。

目次

第1章 シェブロン判決とは
第2章 規則制定権とシェブロン法理
第3章 レーンキストからロバーツにおけるステップ0の運用
第4章 ステップ1の運用
第5章 ステップ2の運用
第6章 テクスチャリズムの沿革
第7章 ロバーツ・コートの最近の判例とテクスチャリズムとの矛盾
第8章 シェブロンの4段階の解釈手法
第9章 ロバーツ・コートのシェブロン判決の運用の背景について

著者等紹介

辻雄一郎[ツジユウイチロウ]
筑波大学人文社会系准教授(法学専攻、国際地域専攻)。法学博士(Doctor of the Science of Jurisprudence)。2012 UC Berkeley School of Law,Advanced Degree Program(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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フクロウ

0
てにをはレベルの誤字脱字、一般的な誤字脱字の多さに加え、判例表記の不統一、脚注引用文献の少なさ、欠缺、全体構成が不十分であり繰り返しの文章が多く、また後で検討するようにが乱発され論を追いにくく、さらに論旨が不明瞭であるなどあまりにも粗が目立つ。内容としてはシェブロン法理以後の二段階審査の変容を追跡するというものであるが、個々の裁判官と法廷意見の追跡の仕方が明確でなく曖昧であり何が論証されているのか把握しにくい。ミード判決でのステップ0の話やキング判決の経済的政治的に重要な事項の話は面白かった。2021/04/10

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