出版社内容情報
基本判例を通じてEU法を学ぶ好評のテキストを9年振りに改訂。リスボン条約発効後のEU法の新展開を示す判例を加え、解説を刷新。
内容説明
EU法の現在の到達点を示す最新版。39の重要判例でEU法を理解する。リスボン条約発効(2009年)から10年を経たEU法の新展開を示す判例を加え、9年振りに大幅改訂。基本判例を通じてEU法を学ぶ好評のテキスト。
目次
第1部 EUの統治法(EUと構成国、EUと市民の関係;各国裁判所と欧州司法裁判所の関係;欧州司法裁判所による法令審査・司法統制;法の一般原則、人権保障)
第2部 域内市場法(商品の自由移動;人・サービスの自由移動;競争法)
第3部 対外関係法(EUの通商政策権限とWTO―リスボン条約以前と以後の変化 WTO事件・第一三共事件;EUの条約締結権限(通商協定)―意見2/15 EUシンガポールFTA事件
国際法に照らしたEU立法の効力審査 ATAA事件
国連の法とEC法の関係―国連決議を実施するEC措置の司法審査
EU法の自律性と欧州人権条約 欧州人権条約加入事件)
著者等紹介
中村民雄[ナカムラタミオ]
1983年東京大学法学部卒。1986年東京大学大学院修士課程修了(法学修士)。1987年(英)ロンドン大学法学修士課程修了(LL.M.)。1991年東京大学大学院博士課程修了(博士(法学))。成蹊大学法学部助教授。1999年東京大学社会科学研究所助教授。2006年東京大学社会科学研究所教授。2010年早稲田大学法学学術院教授
須網隆夫[スアミタカオ]
1979年東京大学法学部卒。1981年弁護士登録。1988年(米)コーネル大学ロースクール(LL.M.)。1988‐94年ベルギーにて弁護士活動。1993年(ベルギー)カトリック・ルーヴァン大学大学院修士(LL.M.)。1994年横浜国立大学大学院助教授。1996年早稲田大学法学部教授。2004年早稲田大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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