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著者等紹介
ロレンス,D.H.[ロレンス,D.H.] [Lawrence,David Herbert Richards]
1885年イギリス・イーストウッドに生まれる。小学校に勤めながら、詩や小説を書いていたが、自伝性の強い『白孔雀』を出版し、作家の道へ。1930年没
代田亜香子[ダイタアカコ]
神奈川県に生まれる。立教大学英米文学科卒業
ヨシタケシンスケ[ヨシタケシンスケ]
1973年神奈川県に生まれる。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。『りんごかもしれない』で第6回MOE絵本屋さん大賞第一位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
134
ヨシタケシンスケが表紙と各話の扉のイラストを描く世界ショートセレクションシリーズ、第二弾です。D・H・ローレンスは「チャタレイ夫人の恋人」で名前は知っているものの、作品を読むのは初めてです。エロス満載かと思いきや、エロスフリーでほのぼのとした雰囲気でした。オススメは「木馬のお告げ」と「ウサギのアドルフ」です。2017/03/08
フリウリ
30
「二番がいちばん」「馬商の娘」「乗車券を拝見します」「ほほ笑み」「木馬のお告げ」「ストライキ手当て」「ウサギのアドルフ」の7編を収載。ロレンスの小説世界はどれも、湿気の多い肌寒さのような感覚があって、やや不快にも感じられるのですが、しかしその独特さが、いつの間にかクセになってしまうわけです。人間同士、人間と動物、見えるものと見えないものなどの接点において、妙なわだかまりが生じて、思いがけない方向にストーリーが曲がっていくのが、とてもおもしろいとおもいます。82025/09/21
assam2005
24
「ヨシタケシンスケさんが描いてる!」と思って手に取ったのですが、短編の表紙イラストだけでした。ヨシタケシンスケさんのカラーがでる本ではなく、D・H・ロレンスの短編集。翻訳モノは苦手な為、こちらももれなく…スミマセン、何が言いたいのか理解できませんでした。2017/03/14
空猫
23
シリーズ3冊目。D・H・ロレンスって「チャタレイ夫人」の作者か。それすら映画しか観てないし著作は初読み。特別な事件が起こるわけでもひねりのきいたオチがあるわけでもない、日常の中で人の気持ちの微妙な変化を切り取った淡々としたでも少し狂気じみた短編7編。女性の気まぐれに振り回される男性の話が多くこれらを児童書に選んだ理由が分からないのだが。少年が主人公の『木馬のお告げ』が唯一好き。挿し絵が絶妙。2018/08/13
ヒラP@ehon.gohon
17
「チャタレイ夫人の恋人」を読んだのは中学生の頃だったでしょうか。それ以来のロレンスですが、作者は短編にしてもドキッとする心理描写が冴えています。ちょっと性的なくすぐりもあるのですが、ヤングアダルト世代にとっては理解圏内なのでしょう。「馬商の娘」、「木馬のお告げ」が印象に残りました。2019/02/13