出版社内容情報
市民から申し立てられるフランスの新しい事後審査制度QPC。その制度と実際を判例もふまえて分析。著名な憲法学者による解説書。
はじめに
第1章 手続
第2章 異議を申し立てられる規定
第3章 合憲性問題のフィルター
第4章 援用可能な憲法規範
第5章 条約適合性審査と合憲性審査との関連性
第6章 憲法院判決の効力
結論
【著者紹介】
フランス憲法学会会長
内容説明
市民から申し立てられる、フランスの新しい事後的違憲審査制、QPC。2008年憲法改正によって導入されたその制度と実際を、2010年~12年までの審査事例もふまえて、著名な憲法学者が解説する。
目次
第1章 手続(QPCが提起される裁判所;移送担当裁判所での手続;憲法院での手続)
第2章 異議を申し立てられる規定(規定の性格;条件)
第3章 合憲性問題のフィルター(新規的な性格;重大な性格)
第4章 援用可能な憲法規範
第5章 条約適合性審査と合憲性審査との関連性
第6章 憲法院判決の効力(時間的効果;解釈留保;司法裁判所と行政裁判所による憲法院判決の考慮)
結論(QPCと国内及びヨーロッパの裁判機構の間における諸関係;QPCと裁判権限の強化)
著者等紹介
マチュー,ベルトラン[マチュー,ベルトラン] [Mathieu,Bertrand]
パリ第一大学教授。1956年ディジョン生まれ、1985年法学博士取得、1988年公法学教授資格取得、リヨン政治学研究所教授、ブルゴーニュ大学教授を経て、1998年から現職
植野妙実子[ウエノマミコ]
中央大学教授(憲法・フランス公法)。2006年エックス・マルセイユ第3大学にて博士(公法学)取得
兼頭ゆみ子[カネトウユミコ]
中央大学及び立正大学非常勤講師(国際法)。2013年中央大学にて博士(法学)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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