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回想の松川弁護

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784535517196
  • NDC分類 326.22
  • Cコード C3032

内容説明

松川事件から60年の歳月が過ぎた。しかし、事件で示された刑事裁判の課題の多くは、今なお解決していない。しかも、この事件で無辜に死刑を求刑した検察と警察の責任者は、後にそれぞれ検事総長・警察庁長官に就任しているのはなぜだろうか。弁護士になると同時に、主任弁護人として孤立無援の松川事件を闘わざるを得なかった著者の回想は、あるいは鋭く法理を説き、あるいは情感あふれるエピソードを綴って飽きさせることがない。

目次

第1部 松対協会長廣津和郎(松川裁判と廣津和郎;廣津和郎氏の裁判批判をめぐって;廣津氏への「内部批判」について)
第2部 松川事件の人と歴史(戦後五〇年と松川事件;松川の闘い―回想と課題;思い出の人々)
第3部 闘いの松川事件(最高裁での闘い;最高裁調査官と「調査官報告書」;松川裁判における事実認定;松川裁判の問題点と自由心証主義;一四年裁判の責任と教訓)
補章 「弁護人抜き裁判」のねらうもの

著者等紹介

大塚一男[オオツカカズオ]
1925年長野県に生まれる。農林学校を卒業後、弁護士を志して早稲田大学(専門部法律科)に学ぶ。1944年9月繰り上げ卒業。翌月現役兵として中国大陸(河北)の部隊に入隊。武昌で終戦を迎え1946年3月復員。その年復活した高等文官試験司法科に合格し、1947年5月司法修習生(1期)となる。1949年6月弁護士登録(東京弁護士会)。同時に自由法曹団に参加。1976年度日弁連人権擁護委員長をつとめる。弁護士になると同時に平事件、三鷹事件等の弾圧事件に従事し、松川事件では、事件当初より岡林辰雄弁護士とともに主任弁護人として14年間闘い抜く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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