内容説明
本書は,少年事件の報道のあり方について主として法的な観点からアプローチを試み,検討しようとするものである。法的な視点からの包括的な研究という点では,はじめてのまとまった書物である。
目次
第1部 少年事件と情報の自由(少年事件と表現の自由;少年事件報道と少年の人権;マスメディアの商業主義と少年審判の閉鎖主義―少年事件とジャーナリズムをめぐる問題点 ほか)
第2部 「少年事件報道と法」の国際的動向(アメリカ;イギリス;ドイツ ほか)
第3部 少年事件とメディア(戦後少年事件報道小史―新聞報道を中心に;少年事件報道関連法規;メディアの少年事件報道基準―付・日本図書館協会の見解 ほか)