水俣病の民衆史〈第4巻〉闘争時代 下 1968‐1973

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水俣病の民衆史〈第4巻〉闘争時代 下 1968‐1973

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  • サイズ A5判/ページ数 830p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535065208
  • NDC分類 519.12
  • Cコード C3321

出版社内容情報

訴訟派の裁判闘争と新認定患者の補償闘争が一体となり、チッソとの闘いは本番を迎える。東京交渉団による本社交渉決着までを追う。

第一部 もう一つの幕開け、潜在患者の闘い(一九六八~七一年)

第一章 死亡潜在患者は門前払い
  一 死亡者は審査せず
    死亡者の審査請求に関する日誌(六八・一〇・四~一二・六)
   新患家レポート
   1 五四年発病、同年死亡の水俣市内の女子中学生
   2 五九年発病、同年死亡の出水市名古部落の二名
   3 五九年発病、六五年死亡の出月の漁師
   4 六三年頃発病、六五年死亡の坪段の引揚者漁師
  二 五名の新患家レポートの整理と審査会の門前払いについての検討

第二章 生存潜在患者の苦難の道のり
  一 「水俣病患者審査会」への申請と審査
   日誌(1)(六八・一〇・八~六九・九・八)
   新患家レポート
   5 家族三名診定・認定の漁師一家の祖母
   6 六一年に判定否定された砂利採取業者
   7 放置されていた胎児性患者の母親
  二「公害被害者認定審査会」への申請と審査
   日誌(2)(六八・一二・一五~七一・四・二二)
   新患家レポート
   8 一九四五年発病の漁師
   9 五一年頃発病の女児
   10 六一年頃発病とされた津奈木の漁師
   11 六一年生まれの津奈木の胎児性患者
   12 精神病とされ死後解剖認定された鮮魚商
  三 五ケースの整理と慢性水俣病について

第三章 九人の棄却者の行政不服審査請求と裁決
  一 行政不服審査請求
   日誌(3)(七〇・八・一八~七一・一二・一六)
   新患家レポート
   13 漁民採用の会社行きの妻
   14 女島の元網元
   15 湯堂の漁師のダウン症候群の子供
   16 申請を受付けられなかった死亡患者(新患家レポート3)の七男
  二 審査会の実態と県の違法を暴く
  三 環境庁の裁決
  四 ようやく認定された

第二部 闘争本番(一九六九~七二年)

第四章 チッソの水俣工場処理(六九年八月~七一年三月)
  一 前半戦
  二 後半戦

第五章 水俣病訴訟の結審までの経過(七〇年五月~七二年一〇月)
  一 水俣病補償処理委員会の「あっせん案」
  二 全国に広がる訴訟支援の輪と運動
  三 水俣病訴訟の過失立証
  四 水俣病訴訟の損害論および立証と結審

第六章 新認定患者の補償闘争(七一年一二月~七二年一〇月)
  一 環境庁裁決前の認定患者の補償問題
  二 環境庁裁決後の新認定患者の補償闘争――水俣での自主交渉と工場前座り込み
  三 社長との自主交渉と本社座り込み
  四 五井工場暴行事件とチッソ本社鉄格子設置
  五 環境庁長官・県知事立会いの自主交渉――チッソの切り崩しと長期戦
    立会い自主交渉日誌(七二・一・二二~八・二四)

第三部 決着(一九七二年~七三年)

第七章 鍵握る主力銀行興銀、闘争の組み立て(七二年三月~七三年三月)
  一 興銀は水俣病に共同責任あり――第一組合の新しい闘争態勢
  二 第一組合とチッソ・興銀との前哨戦
  三 裁判結審と新たな闘争の開始、川本輝夫への刑事弾圧
    調停作業日誌(七一・一二・二八~七二・一〇・一九)
  四 自主交渉派と訴訟派、判決前の公調委調停案提示を阻止
  五 判決前のさまざまな動きと東京交渉団の結成
  六 労働者の成長の軌跡

第八章 患者闘争のクライマックス(七三年三~七月)
  一 水俣病訴訟判決
  二 経営危機のチッソはどうなる
  三 攻める東京交渉団、追い込まれるチッソ
  四 年金拒否――チッソの最後の防御線
  五 興銀本店を攻める
  六 患者補償協定の締結
  七 組織犯罪についての考察――東京交渉団闘争の教えること

第九章 第三水俣病事件と漁民闘争(七三年五~一一月)
  一 熊大二次研究班報告書と第三水俣病事件
  二 水俣市漁協と不知火海三〇漁協の補償闘争

【著者紹介】
チッソ水俣工場第一組合元委員長

目次

第1部 もう一つの幕開け、潜在患者の闘い―一九六八~七一年(死亡潜在患者は門前払い;生存潜在患者の苦難の道のり;九人の棄却者の行政不服審査請求と裁決)
第2部 闘争本番―一九六九~七二年(チッソの水俣工場処理―六九年八月~七一年三月;水俣病訴訟の結審までの経過―七〇年五月~七二年一〇月;新認定患者の補償闘争―七一年一二月~七二年一〇月)
第3部 決着―一九七二~七三年(鍵握る主力銀行興銀、闘争の組み立て―七二年三月~七三年三月;患者闘争のクライマックス―七三年三~七月;第三水俣病事件と漁民闘争―七三年五~一一月)

著者等紹介

岡本達明[オカモトタツアキ]
1935年東京生まれ。1957年東京大学法学部卒業、新日本窒素肥料株式会社入社。1970~78年チッソ水俣工場第一組合委員長。1990年チッソ株式会社退社。編著書『聞書水俣民衆史』全5巻、草風館、1989~90年(松崎次夫と共編)(1990年度毎日出版文化賞受賞)、『水俣病の科学』日本評論社、2001年(西村肇と共著)(2001年度毎日出版文化賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぐうぐう

31
『水俣病の民衆史』第四巻には、認定を受けられなかった潜在患者が新認定に至るまでの苦難の道のりと、自主交渉派を中心とする長く険しい闘争が記されている。ここで衝撃を受けるのは、被害を可能な限り最少なものとしようとするチッソのなりふり構わない妨害工作の数々、ではなく、決してあきらめず、まさしく命を張ってチッソのトップと対峙する患者達の懸命の姿に、だ。その粘り強さは、何度も何度も裏切られ、信用できないからこそ、もはや一歩も引けない覚悟の表れである。(つづく)2022/04/28

Hiroki Nishizumi

1
圧巻である。元々大作であることは分かっていたが、この巻はページをめくるごとに活字に押し倒されそうになった。これまでは水俣病患者の苦悩苦闘、いわばこれまで見えなかった内面が綴られている印象が強かった。ところが世間に水俣病が認知され、さらに訴訟が起こされると今度は表に出た戦場のような闘いとなる。工場や本社の前で繰り広げられる暴力的風景、さらにチッソが企業経営の行き詰まりをみせると銀行にも同様の展開。終わりのない泥沼としか言いようがない。この大叙事詩の行方はいったいどうなるのだろうかと不安で心がかき乱される。2016/10/01

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