内容説明
日本には、アメリカ行政学が前提とするような「行政」と「市民」は存在するか、という根本的疑問から出発して行政学の再構築をめざす著者が、定評のある旧版を全面的に改訂。生涯をかけた学問的営為の総決算。
目次
第1部 行政学の歴史(シュタインの行政学;ドイツ行政法学)
第2部 現代行政学―アメリカ行政学(アメリカ行政学の背景;アメリカ行政学の発展)
第3部 現代の行政学(管理論的行政学の再検討;行政とは何か―行政と社会の相互交流;行政学とはいかなる学問か―行政学のディシプリン)
第4部 現代日本の行政学(日本の行政の一般的諸特質;行政管理論―予算の支出状況を中心として;現代日本の公共サービス論―公共性探求に関する一つの仮説;現代日本の市民対行政関係論)