内容説明
発達障害の不登校児を育てながらYouTubeでも大人気の精神科医さわ先生が集めた「親子の関係が変わる」子どもの心の声とは?お母さん、ただそばで笑っててくれるだけでいいんだよ。
目次
第1章 子どもは安心したい
第2章 子どもは怒らないでほしい
第3章 子どもは自立したい
第4章 子どもは信じてほしい
第5章 子どもは見守っていてほしい
第6章 子どもは受け入れてほしい
著者等紹介
精神科医さわ[セイシンカイサワ]
児童精神科医。精神保健指定医、精神科専門医、公認心理師。1984年三重県生まれ。開業医の家庭に生まれ、薬剤師の母親の英才教育のもと、医学部を目指す。偏差値のピークは小学4年生。中高時代は南山中学校高校女子部で落ちこぼれ、1浪の末に医学部へ。藤田医科大学医学部を卒業後、精神科の勤務医として、アルコール依存症をはじめ多くの患者と向き合う。母としては楽しみにしていた子育てだったが、発達特性のある子どもの育児に身も心も追いつめられ離婚し、シングルマザーとして2人の娘を育てる。勤務していた精神病院を辞め、名古屋市に「塩釜こころクリニック」を開業。現在も毎月約400人の親子の診察を行っている。これまで述べ3万人以上の診察に携わっている。2023年11月医療法人霜月之会理事長となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめぴょん
11
「子どものために」としていることで、知らず知らずにのうちに親子関係が悪化していることがある。子供の心の声が分かる本だと。「知って、気づく」ことがポイント。本を読んでいる間はそうだなあと思えても、実践は難しい。以下は文中引用とミニ感想。 もっと親が子どもに対して「どんなあなたでも大丈夫」という安心感を持てたら「生きづらさ」を抱える子どもは減っていくと考える著者。子どもは親に心配してほしいんじゃない。お母さんには、笑顔で幸せでいてほしいものなんだ。 「沈黙」というのは「待ちます。あなたが発言できる安心で安全な2025/03/15
オカピノコ
2
分かりやすい言葉で書いてあり、読みやすかった。子どもが学校に行っても行かなくても、成績が良くても良くなくても、その子自身に価値があると親は思うことが大切。当たり前なんだけどなかなかできないのよ、ついよその優秀なお子さんと比べてしまい。反省。そして子どもに、あなたのこと大好きで大切に思ってると言葉で伝えてみようと思った。2025/04/03
♡kana*
2
【人に迷惑をかけてしまったら、今度はだれかを助けてあげたらいい】2025/03/29
ganomotekus
2
子育ての本なのだが、著者自身が娘、母親としてそれぞれの視点から見た親子関係の話がとても興味深く、感銘を受けた。子育てのノウハウを学ぶ、というよりも、親子のあり方について考えさせられる本。2025/02/05
ちぃ
2
再読。子どもの心の声が50個挙げられている。最初読んだ時は、親の私が本の中の子どもに責められているような気がしてしんどかった。でも2回目に読んだ時、この子どもの声は、親の期待に応えようと頑張ってきた、私自身の子供の頃の声なのかもしれないと感じた。子どもの頃の気持ちを教えてくれてありがとう。という気持ちでいっぱいになった。2025/02/01