内容説明
メンタルヘルスの専門家がイチから解説!心と体の結びつきから考える注目理論の“役立つ”入門書。
目次
序章 悩みをこじらす人の共通点
第1章 「ポリヴェーガル理論」とはどういう理論?
第2章 3色についての理解を深めよう
第3章 ポリ語で生活してみよう
第4章 緑を増やす方法
第5章 悩み方や体験を変えよう
第6章 体にもっと関心を
著者等紹介
吉里恒昭[ヨシザトツネアキ]
臨床心理士、公認心理師、医学博士。フォーチュンビレッジ代表。株式会社DMW取締役。心療内科、精神科の現場でカウンセラーとして20年以上の臨床経験を持つ。うつ病、依存症、PTSD(トラウマ)など、様々なメンタル疾患に対して「からだ・こころ・発達・対人関係」の側面からセラピーを行っている。専門的アプローチはブリーフセラピー、ナラティブアプローチ、マインドフルネス、ポリヴェーガル理論、整体など。2020年から支援者(カウンセラーなど)を対象としたオンラインスクール(DMWクラブ)を開講。最新メンタルヘルスやポリヴェーガル理論を支援者が使えるようになるための学び場を提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろか
11
あっという間に読めます。うーん、本格派のポリヴェーガルの本は太刀打ちできず、浅井先生や吉里先生の本になると急にわかった気になる。これがまずーなんだよなー。2024/05/06
速読おやじ
6
自律神経の働きが日常に大きな影響を及ぼす。自分は仕事中ずっと赤(戦闘モード)になっていて、それを家庭にも持ち込んでいるのではと反省。さらに、落ち込むときはとことん青(シャットダウン)になり、緑(安心・つながり)の時間が足りていないことを実感。もう少し緑を意識しないと、戦うか沈むかの極端な状態になってしまう。一方で、テニスやゴルフでは逆に赤が足りてないのでは?と気づき、シーンごとに赤・青・緑を意識的に切り替えることが大切だと学びました。仕事は緑を増やし、スポーツでは赤をONにすることで、バランスを取りたい。2025/02/20
塞翁が馬
5
1994年にポージェス博士によって提唱された神経理論の解説書。ポリ(複数・多数)+ヴェーガル(迷走神経)、日本語では多重迷走神経理論と呼ぶ。従来の交感・副交感神経の神経理論に加え、副交感神経を腹側迷走神経複合体と背側迷走神経複合体の2つに分けた考え方。それぞれの神経を赤青緑で分けて表現し、平易に解説している。緑赤=遊び、緑青=愛、青赤=戦うか死ぬかの状態であり、赤・青はそのままに緑で包み込むことが大事。緑探し(マインドフルネス、五感の保養、スワイショウ、揺らぎを見聞き、体験する)は生活に取り入れたい。2025/01/21
Tomitakeya
3
自分の感情との付き合い方が学べる。気分が高まっている、落ち込んでいる、それはひょっとして感情の状態のもんだいかもしれない。 感情、気分は赤、青、緑の3つに大きく分類できる。その中で自分の気持ちを緑にすることが第一。自分の悩みの前に、感情を整えることが大切だという理論。ポリヴェーガル理論を始めて聞いて、めくってみる。学んで損はない理論だ。2024/05/27
WOW
2
自分と、大切な人が緑を活かしながら生きていけますように2024/09/14