内容説明
なぜブレないリーダーたちは『易経』を愛読するのか。「いかに生きるか」に答えた、三千年の時を超えて語り継がれる「変化の書」。一年先まで予約が入る人気講義のエッセンスを書籍化!
目次
序章 『易経』には、この世界で起こり得るすべてが書かれている
第1章 成長する
第2章 つながる
第3章 成功する
第4章 良いリーダーになる
第5章 出世する
第6章 財を増やす
第7章 危機に備える
著者等紹介
小椋浩一[オグラコウイチ]
1965年名古屋生まれ。易経研究家。某電機メーカー経営企画部プロジェクト・マネジャー。名古屋大学大学院経営学博士課程前期修了。People Trees合同会社パートナー、NPO日本ファシリテーション協会会員などの副業も通じ、広く人材開発に取り組む。早稲田大学商学部卒業後、上記電機メーカーに入社。経営企画、人事を経てマレーシア工場財務部長に。新会社や工場の設立を進め、生産規模を大きく拡大。帰国後は事業部の「従業員満足度」を連続向上させ、会社を「働きがいのある会社ベスト20」に導く。現在、本業では全社横串の次世代リーダー育成を任され、自主参加勉強会は年間1000人規模を超え、社外からも講演・セミナー依頼が急増中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あつ子🐈⬛
12
「易経」?ああ、あのあたるも八卦あたらぬも八卦〜とか言いながら長髪のおじさんが筒に入ったお箸ジャラジャラまわすアレね、と思ってました…すみませんでしたぁ!! 良いこといっぱい書いてありました。歴史上のエピソードや名言も豊富で、教養読みものとしても楽しい。3000年も時代の波に洗われて残った真理は、人生の苦難に立ちつくす人々の背中を優しく押すだろう。 幸いにも私たちは、怪しげな占い師の助言により下した決断で国を滅ぼす古代の王ではありません。「平らかなるものはいずれ傾く」教訓を活かして人生を豊かにしていこう。2023/12/02
くみ
6
チリの文化について学ぶ帰り、兵庫県住吉駅の本屋さんで手に取る。易経関係に興味を抱いてた時期で、たまたま足元にあるタイトルで手に取るが、当たり。わかりやすい。易経は解釈するのも必要なので、結局考えるなら、頼らず自分で考える方がいい?なんて悩んでいた時期でした。64掛けの表も。流れも。問いも。補足の本として満足でした。師匠の名前を見て、購入することを決めました。お勧め。悩みを問う場所はAIになるのか。もしくは先人の知恵の流れに気がつくのか。 自分を見つめる、悩み多い時の一つの選択肢に。易経の気づきの力やいかに2024/04/30
しゅー
5
★★★矢野和男『予測不能の時代』で『易経』に興味を持った。同書での易は矢野さん流にアレンジしたもので原典との関連がわかりづらく、一方、原典に近い書籍は難解過ぎる。その中間で良いあんばいの本はないものかと探していて本書に出会う。『易経』からの引用だけでなく著者の経験談や他のビジネス書などからの引用がふんだんに盛り込まれているのが特徴か。とても読みやすく、自分を振り返りながら一気に読み終える。繰り返し現れるのは、エゴを抑え、謙虚であれと言うメッセージだ。外部と自分の内面の状況を組み合わせて対処方法が語られる。2024/03/28
tetekoguma
5
以前より易経には興味を持ちながら、敷居が高く感じられ、一歩を踏み出せずにいました。先週オンラインで著者の小椋さんをゲストに迎えた読書会に参加し、それをきっかけに本を読んでみました。易経とは、兆しを読み取る、変化・変容の書ということは聞いていましたが、それに加えて修身やリーダーシップの教えと思いました。いまだ競争的な環境で生きざるを得ない人類の人間臭い生き方の書とでもいえそうです。単なる人生訓のリストではなく易経の深い智恵を現代的なビジネスや組織開発の解釈も加え、わかりやすく解説した素晴らしい書物です。 2023/10/19
ちーくん
4
「易経」て、名前ぐらいしか知らなかったため、本書が気になって読んでみました!所々に散りばめられていた名言が特にぐっと来るような本でした。『「発見の旅とは新しい景色を探すことではない。新しい目で観ること」(マルセル・プルースト)』特にこの名言が大好き。易経そのものの名言ではないですが、、笑2024/08/31
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