「19世紀」でわかる世界史講義

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「19世紀」でわかる世界史講義

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  • サイズ 46判/ページ数 533p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784534059321
  • NDC分類 209
  • Cコード C0022

出版社内容情報

19世紀、近代国家と資本主義の誕生が世界史を生んだ。マルクス学の第一人者による世界史講義。

内容説明

歴史の流れと資本主義の論理がわかる。マルクス学者が通常の歴史学・経済史を超えて、哲学、文学、宗教、民族、言語、芸術、モードまで、“知の全体史”を踏まえて構想した怒濤の19世紀世界史講義。フランス革命から第一次世界大戦終結までの「長い19世紀」が世界史と戦争と格差・貧困の現在を解き、未来を読むカギになる。

目次

世界史を語る意味
第1部 18世紀(世界史とは何か;先進アジアと後進ヨーロッパ;ヨーロッパの真実;近代という視点―三十年戦争と国民国家;絶対王政と啓蒙主義―アジアの閉塞とヨーロッパの世界進出;17世紀から18世紀に至民主革命;絶対王政の崩壊と国民国家の勝利;国民国家による歴史の読み替え)
第2部 19世紀(労働運動の増大と社会主義、共産主義;アメリカへの移民;貴族支配とブルジョワ;ロシアの南下と黄禍論の再燃;世界市場の分割 帝国主義の時代;産業資本主義から金融資本主義への移行)
第一次世界大戦と19世紀の終焉

著者等紹介

的場昭弘[マトバアキヒロ]
1952年生まれ。神奈川大学教授。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。マルクス研究の第一人者。社会思想史、マルクス経済学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみあき

36
本書はマルクス研究の第一人者である著者が、神奈川大学エクステンションで行った講義を一冊にまとめたもの。なので、叙述に多少散漫な印象は受けるが、19世紀の西欧における国民国家と資本主義の成立が平易に説かれている。しかし国民国家が諸悪の根源で、まるでそれ以前のハプスブルクやオスマン・トルコのような帝国のほうが好ましいと言わんばかりだったり、現下の戦争についても、どちらかと言うとロシアの肩を持って、ウクライナにちょっかいを出す欧米(及びそれを支持する日本)が悪いといった著者の口吻には、ちょっと首を傾げる。2022/10/07

ta_chanko

17
西欧文明を中心に語られてきた世界史の大著。それが確立したのが19世紀。国民国家の成立や産業革命が西欧文明を世界一に押し上げた要因。それまでは清・ムガル・オスマンといったアジアの帝国の方がはるかに存在感が大きかったし、帝国の中でさまざまな民族が共存していた。それが19世紀後半の帝国主義の時代に西欧諸国が文明の中心、アジアやアフリカが半周辺や周辺に再編されていく。その西欧文明も第一次世界大戦の惨禍で自信を喪失。以後はアメリカが主導する大量生産・大量消費の物質文明へ。近年のIT化デジタル化でそれも揺らいでいる。2022/08/07

あんぽんたん

4
読み物として全く面白くない。内容が悪い意味で総花的かつ散発的であり、著者の主張が読みにくい。と言うより主張はあったのかすら疑問。事実の羅列に終始しており、その羅列も時系列や論理を無視して好き勝手に行われる。正直、早く読み終わらんかなと感じながら読み進めていた。私の長年の研究対象をまとめてみました以上のなにものでもない本。この本を出版した意義はなんなのか。本書中で、実証歴史学の無意味さと歴史的事実の裏に隠れた社会的な感情を読み解くことの重要性を比較しているが、まさしく本書は前者の好例のようであった2023/06/27

こだまやま

2
講義をベースにした本だからだろう、少し読みづらくあり、一方で、脱線が面白かった。西欧社会の特徴は、国民国家の誕生であり、不寛容な国民国家は資本主義を推し進め、帝国主義的になる。(帝国ではない、帝国はむしろ寛容であった。)資本主義が絶えず搾取を求め、必ず不幸を生み出す前提になっているような説明があるが、そこまで批判的になれないのは、無自覚だからか。 歴史観のある歴史書は、事実の羅列でなく面白い。 バルザック、プルースト、ドストエフスキー、19世紀の小説が読みたくなったな。2024/01/21

RX93

2
宗教改革・30年戦争に始まる国民国家の成立。プロテスタント→金儲けの是認を得て商業発展。初めは国家をあげての資本蓄積(本源的蓄積)。そのうち商人個々が力を持ち、王による縛りは邪魔なものに。必要なのは、安全を守ることではなく私的財産を守ること。それは王でなくてもよい。もはや王は不要で自分たちで好きにやっていきたい、そのための理屈付けとして国民主権・民主主義という考え方。資本主義と国民主権は手を携えて進歩。資本主義は次々と新たな市場を求め、世界を一体化していく。そこで世界の歴史としての「世界史」が生まれる。2023/05/01

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