出版社内容情報
お客が納得して買いたくなる「値ごろ感」をつくる「値づけの思考法」を豊富な事例をもとに解明
内容説明
“値づけの基本方程式”“小口化の儲かるしくみ”“限定品商法のティージング効果”“定番商品の価格改定とリニューアル”“価格バリエーションとバンドリング効果”―儲かる値段の決め方と見せ方を考えるうえで必須の知識とその活用ノウハウが身につく。
目次
Introduction 定価で販売するか?価格を変動させるか?―値づけの基本方程式と3つのポイント
1 値づけの論理―買いたくなる価格には必ず理由がある
2 スケール重視の低価格戦略―利幅よりも数量を狙う値づけの思考法
3 プレミアム価格戦略―数量よりも利幅を狙う値づけの思考法
4 価格の心理戦略―お客の心理を操作する値づけの思考法
5 価格の調整と顧客満足―値上げと値下げを成功させる思考法
著者等紹介
小川孔輔[オガワコウスケ]
法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科教授。マーケティング学界の大家。特にブランド戦略の分野では知名度抜群の学者。1951年秋田県生まれ。東京大学経済学部卒業。同大学院中退後、法政大学経営学部研究助手、同経営学部教授などを経て、現職。日本フローラルマーケティング協会会長(創設者)、オーガニック・エコ農と食のネットワーク(NOAF)代表幹事、株式会社アールビーズ社外取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんたこす
8
企業の価格戦略を多種多様な企業から実例を上げて解説されている。自分にとっては2019年一番面白かったビジネス書。カクヤスの戦略、ビール1本でも無料配達の秘密は、店員の人件費。店で客の相手をさせるより、電話注文で配達した方が、人件費は1.5倍安くなる。興味を持った企業の戦略は原典をあたって個別に読み込んでみたいと思う。2019/09/18
すいへい
6
実用書というよりも、メジャーな企業のビジネスモデルを紹介する本だった。思ってたのと違った2022/02/11
人生ゴルディアス
5
みんな大好き値段の話。価格による売り上げ弾力性は粗利率の逆数。日高屋の戦略。ペットボトルの原価の話。コンビニの廃棄間近商品の値引きが難しい理由。ロングセラー製品の値下げの逆効果。実生活で役立てられるようなことはほとんどないけれど、よく見かける商売の裏側がどうなっているかを垣間見せてくれるこの手の本はとても面白い。2019/10/28
ちきゅう
3
値付けの一般的な考え方を事例を中心に紹介する本。それぞれのビジネスモデルとの関連で述べられる。全体的に思考法が散りばめられてる感じなので、もうちょっと体型立てたまとめも欲しかった。2022/05/25
mkt
3
価格弾力性は粗利益の逆数/値付け3つのポイント①季節や時間帯で価格を変えられるか②利幅③顧客心理の活用/価格感度分析(PSM):最適価格〜妥協価格の範囲にある価格が積極的に買いたい価格、上限価格から下限価格の範囲が値頃感のある価格/原価積み上げ方式と原価逆決め方式がある/コストコは商品点数を絞っている/池田屋はネットの声を拾ってお店を出すことにした/限定①期間②数量③地域④チャネル⑤顧客/魅力効果:比較の活用/プロスペクト:損する方が重みを感じる/ 20201019読了 285ページ 43分2020/10/19
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