出版社内容情報
哲学は語源と英語でキーワードを押さえればわかる。初めて哲学という門に入るための画期的な読む事典。
内容説明
この一冊で西洋哲学がわかる!語源と英語訳で学ぶキーワード。読んで楽しい文献ガイド+辞書になる索引付。
目次
序章 この本にはどんなことが書いてあるか
第1章 哲学:Philosophy―知を愛さずにはいられない
第2章 認識:Knowledge―人それぞれではありません
第3章 存在論:Ontology―「~がある」と「~である」のせめぎあい
第4章 神学:Theology―哲学のご主人様は神様
第5章 認識論:Epistemology―「私」は神様
終章 哲学する:Philosophize―「自分で考えることが大切」という意味ではない
出典と余談、あるいはさらに詳しく知りたい人のための文献ガイド
著者等紹介
山口裕之[ヤマグチヒロユキ]
1970年奈良県生まれ。徳島大学総合科学部教授。1999年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。2002年文学博士。専門はフランス近代哲学、科学哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
清游@草ぶえの丘で森林浴♨︎
22
ヌース【nous】 2019/08/17
e
18
哲学に関する書籍を読んでもなかなか理解ができなかった「理性」や「悟性」など様々なことを語源から説明してくれている本。あれはそういうことだったのか!と思うことが盛りだくさんでとっても勉強になりました。2020/10/03
さえきかずひこ
12
「西洋的な世界観を理解するためには、西洋哲学を理解しなくてはならない」(P.273)という視点から哲学、認識、存在論、神学、認識論という5本の柱に沿って神の存在から人の心へと哲学主流の主題が変わってきた大まかな見取り図を示す一冊。平易に書かれており、ギリシア語やラテン語と並記して英語でも術語が示されているのがとても親切で分かりやすいし巻末のブックガイドにも丁寧なコメントが付いていて嬉しい。フッサールやカントの超越論的主観性が「マルブランシュの「神の心」が焼き直されたもの」(P.216)という指摘が印象的。2019/11/02
よしくん
4
もう思い切り典型的な「もっと早く若い時に読んどきゃ良かった本」です。エピステーメーが語源的にunderstandと同じであって、即ち悟性のニュアンスなんですよ、なんてカッコ良すぎる。哲学科出てる方には極々当たり前の議論なのかもしれないけれど、私みたいに大人になって読みはじめたような人には目から鱗の連続でした。はぁ...哲学科行っときゃ良かった。2023/04/13
かろりめいと
4
とても分かりやすい哲学入門書でした。面白かった。2022/10/21