出版社内容情報
初めて法律を学ぼうとする人のために、物語形式で面白く、優しく教える六法の超入門書
内容説明
女子中学生の主人公ジュリが法律の神様、ジャスに出会い、現実の世界から法律のないパラレルワールドに連れて行かれる―。無法の世界には、奇想天外なことばかりが待ち受ける。六法のしくみ・考え方が惜しみなく凝縮された物語。
目次
プロローグ 謎の老人ジャスとの出会い
第1話 もしも憲法がなかったら
第2話 もしも民法がなかったら
第3話 もしも刑法がなかったら
第4話 もしも刑事訴訟法がなかったら
第5話 もしも民事訴訟法がなかったら
第6話 もしも商法(会社法)がなかったら
第7話 一件落着?
エピローグ もしも法律があったら…!?
著者等紹介
木山泰嗣[キヤマヒロツグ]
1974年横浜生まれ。青山学院大学法学部教授(税法)。上智大学法学部法律学科を卒業後、2001年に旧司法試験に合格し、2003年に弁護士登録(第二東京弁護士会)。2015年4月から現職(大学教員に転身)。大学では、専門の税法だけでなく、法学部1年生前期の必修科目「法学入門」の授業も担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みーちゃん
61
「もしも世界に法律がなかったら」解説は少し難しかったけれど、簡単な物語と交互にのっていて分かりやすかったです。法律がはなくてはならない大切なものだなと、改めて感じました。よく分からなかった六法について少しでも知れて良かったです。2022/04/27
レリナ
24
世界に法律がなかったらどうなるのか。小説形式で説明し、詳しい解説をする。面白いアプローチをする本だなと思った。現在日本には法律を知らずに生きている人は何人くらいいるのだろうか。少しでも知っていれば役に立つことは多くあるのではと思う。法律の勉強の入り口として読むにはいい本だと思う。大変勉強になりました。自分って知らないことが多いのだなと思い知らされた。法律なんて知らなくても大丈夫。そう思っていてはダメなんだなと思う。いつ自分が事件に巻き込まれるか分からないので、法律を知っておくと便利だと再考させられた。2019/07/17
hk
17
■備忘記■ 「法律と道徳の差異は強制力の有無」「憲法は”国と人”の関係を規定する」「民法は人と人の関係を規定する(例・男子は18歳以上で婚姻可能)」「刑法とは犯罪と罰則の取り決め」「民事訴訟法は民事裁判のルールを規定する」「刑事訴訟法とは捜査から裁判までのルールの取り決め(拘留期限や控訴の権利など)」「商法とはビジネスにまつわるルール(例・株主全員への総会の周知)」「憲法、民放、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法、商法、の総称が”六法”」 2019/06/02
てくてく
7
法学入門の参考書になるかなとおもってタイトル買いしたが、ターゲットは大学生ではない模様。ただ、中学生かともいえず、要するにターゲットがよくわからないまま読了した。2020/05/09
ah
6
【酷評御免】ジュリという女子中学生。法律のない世界へパラレルワールドのような感じで話が展開されていくが、これがまた読みづらい。寸劇のような物語は文章が幼稚で語尾がおかしい部分が多々あり、内容が全く入ってこない。後の解説では少々分かりやすくなったものの、法律の無い世界と現実の世界の内容が読んでいてゴッチャになる。さらに解説には難しい原文を掻い摘んでいて、細かい説明は一切無し。非常に不親切。この本のターゲットは学生なのか、初めて法律に触れる人向けの大人なのかが曖昧。読みやすそうな表紙だっただけに、非常に残念。2020/04/04