出版社内容情報
ものづくり最前線としての航空機産業は地方再生と日本経済復活の試金石。再び羽ばたけるのか?
内容説明
地方クラスター発!技術大国復活のカウントダウン!人間の暮らしを支える「インフラ」―都市づくり、医療、電力、資源などのテーマを長年にわたり追い続けてきたノンフィクション作家が、「ものづくり」をテーマに渾身の書き下ろし。
目次
序章 脱のこぎり型受発注―民間航空機産業参入の鍵(拡大する「中小ものづくり」の企業間格差;底辺に課せられた「(品質管理の)厳しさ、(単価の)安さ」 ほか)
第1章 「飯田モデル」で突破せよ(生き残るために航空機産業へ参入;台湾メーカー副総経理の来訪 ほか)
第2章 新潟スカイプロジェクトの挑戦(自動化された共同工場;「新潟スカイプロジェクト」の起爆力 ほか)
第3章 MRJの熱気、人づくりの本気(国産機MRJ、半世紀ぶりの飛翔;三菱に迫るエンブラエルの影 ほか)
終章 民間航空機産業で生きる「覚悟」(航空機の二つの顔;戦中にジェットエンジンを開発した土光敏夫 ほか)
著者等紹介
山岡淳一郎[ヤマオカジュンイチロウ]
1959年愛媛県生まれ。ノンフィクション作家。東京富士大学客員教授。「人と時代」をテーマとして、政治、経済、建築、医療、近現代史と分野を超えて旺盛に執筆。時事番組の司会、コメンテーターも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ken123
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Good! 航空機業界ってこういう世界なのか!というのをものづくりの側面から見れる。ちょこちょこ出てくるデータもスケール感を量るのに良い。ただ、章毎の位置付けは少し分かりにくく、なぜ今このメーカーの話をしているのか?がいまいち掴みにくかった。もう少し全体の構成・つながりが美しいと良かったな。2017/11/05
西下健治
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高校の同級生の著作。なかなか鋭い指摘があり、読み応えがありました。ただ、著者のいう<中小企業>は、中企業の事で、小企業の事ではない。僕ら、小企業にはハードルが高すぎるように思った。章ごとの繋がりがわかりにくい所があった。2016/05/04
うののさらら
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国産の民間航空機に関する本はほとんどMRJとかホンダジェットのどちらかの内容であることの方が多いが、この本はそれらの部品を作る企業に焦点があてられている。 (MRJやYS-11の話もある)2016/04/01
030314
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航空機業界の国産化への話。力強い発展の様が書かれているが、初の国産化をめざす三菱リージョナルジェットMRJのジェット機生産は、本の中では開発途中であった(2016年)。現在調べてみたら、(2020年)いまだに型式証明が取れていない。将来、計画中止も含め大幅な削減と記事に書かかれている。本を読む限りでは、日本にとって必要で重要な産業と感じるが、残念でならない。2020/10/15
ken123
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Good! 航空機産業のものづくりに関して具体的な数字があって良い。2020/03/16
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