内容説明
明日香は入社2年目の経理ウーマン。社長や経理の関係者がどんどん姿を消していくなか、法人税の申告業務を任されることに。相棒の佐藤翔といっしょに、高橋税理士や藤村アシスタントのレクチャーを受けながら、イチから法人税務を身につけていきます。ストーリーで楽しく読める、知識ゼロから3時間でわかる今まででいちばんやさしい法人税の本。
目次
第1章 法人税の超基本―税理士は見た
第2章 申告と納付のはなし―そして課長もいなくなった
第3章 税額計算のはなし―説明は弁当のあとで
第4章 会計と税法のはなし―ひとつカネの下
第5章 「費用」のはなし―ふぞろいの在庫たち
第6章 減価償却のはなし―繰り延べる日々
第7章 「お付き合い」のはなし―金曜日の営業マンたちへ
第8章 「役員」のはなし―税金の逆襲
第9章 リースと「引当金」のはなし―工場の資産リース、増す
エピローグ 法人税は本当に高いのか?―東南の国から
著者等紹介
須田邦裕[スダクニヒロ]
1956年東京都生まれ。税理士。一橋大学商学部・法学部を卒業。会計事務所勤務を経て、82年に税理士登録、開業。その後、実務のかたわら一橋大学大学院商学研究科修士課程および同博士課程に学ぶ。現在、須田邦裕税理士事務所所長として、関与先企業の税務経営問題に取り組む一方、各種講演会や税理士養成のための税法講師などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゐづる
17
いままでなーんとなくやってたことを、ちゃんと教えてくれる本です。法人税担当をしたことがないんで、言われるまま処理してしたけど、それにはちゃんと意味があったんですね。いつ担当してもできるように、もっと法人税を勉強します!2014/03/16
_apojun_
3
図書館本。 会話調で書かれているし、言葉遣いも平易だし、多分タイトル通りものすごくわかりやすい本だと思うんだけど、いかんせんこちらの基礎知識が壊滅的。 出てくる言葉の意味が分からなかったりするので、ちょっと深めに理解しようとするとそこで行き詰っちゃう。 ただ、ふんわりとですが法人税の仕組みみたいなものを掴めたのは非常に良かったです。2022/08/04
ブナ太郎
3
分かりやすい部分もあるが、分かりにくい部分もあり、なんとも微妙な本。まったくの初心者であった自分には、前半は役に立ったが、後半はほぼ流し読みだった。従って、理解度は50%ほど。これを由とするか否とするかは、読む人次第だが、図書館本なので、私は特に不満ではない。だが、やはり初心者が50%しか理解できないというのは、「世界一分かりやすい」を謳っているからには、問題だろう。従って、全くの初心者には積極的にはお勧めしないが、読んで損したということはないので、やはり微妙な本だと言うことだろう。以上。世界一分かりやす2013/08/25
アルゴン
2
★★★★ これしか読んでいないので世界一かどうかは分かりませんが、確かにかなり読みやすい。半分近くが益金・損金の話に割かれているところを考えると、主な論点はそこに集約されるのかなあ。2016/06/01
もんき
2
たしかにわかりやすかった。のだけど、やっぱり「会計」と「税務」が別物ってのが面倒くさい要因だなぁと改めて思ったわけで、この辺をちゃんと整備してくれれば、「世界一わかりやすい」なんて冠の本をつくらなくて済むのじゃないかなぁ、という思いが強くなった。難しいんだろうけど。2013/06/04