内容説明
なぜ、働いても豊かになれないのか?個人も社会も豊かになるにはどうすればいいのか?アダム・スミスからフリードマンまで、「最強」の経済学者7人が、社会人なら必ず知っておきたい経済の考え方について、講義形式でやさしく教えます。
目次
1時間目 アダム・スミス教授に学ぶ「経済の基本」
2時間目 リカード教授に学ぶ「所得分配の経済」
3時間目 マルクス教授に学ぶ「資本主義の経済」
4時間目 マーシャル教授に学ぶ「需要と供給の経済」
5時間目 シュンペーター教授に学ぶ「イノベーションの経済」
6時間目 ケインズ教授に学ぶ「不況時の経済」
7時間目 フリードマン教授に学ぶ「自由主義の経済」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜子
9
7名の経済学者の理論が講義形式となった1冊、176ページの中に詰め込まれているためかなり大雑把な内容です。一通り経済学を学ばれた方が復習的な意味合いで読んだり、理論の違いのみを知るだけなら向いているかも。この1冊だけで踏み込んだ理解はできません。
凛
4
経済理論のメジャーどころを一気に押さえることができる一冊。理論の多様性を感じることができたのが一番の収穫。各々の位置付けが図でまとめられているところがわかりやすくて良かった。ただ、かなり要約されているせいか議論の展開についていけないことが度々あり、相性が悪かったのが残念…。数式を用いた説明のほうが直感的にわかりやすかったが、唐突に定義が出てくるのでこれだけで理解するにはなかなか難しかった。2015/03/16
\サッカリ~ン/
2
あえて筆者が主張を通さず、代表的な7人の経済学者とその理論を紹介にとどめているのが、この本の価値であって素晴らしい点だと思う。理論の系譜やその特徴を毎回纏めてくれている点も親切で、各段階ごとに課題まで用意して考え方の一例を用意してくれている。経済理論だけでなく物語として本書を読めるよう配慮してくれている点も多い。何より巻末でおすすめの本を沢山紹介してくれているのが、浅学の自分としてはこれ以上ない嬉しいオマケだった。2014/07/13
uz
1
経済学史を学んでいた大学時代に思いを馳せ、懐かしさをしみじみ感じると同時に、当時学んだことを見事に忘れている自分に愕然とした笑2013/02/26
maou
0
数字が出てくるととたんに分かり難くなる。そして、結局、誰の言うことが正しいのか。学ぶほどに分からなくなる。でも理論が数字に裏づけされてる、ってのが分かると面白いし、現実の経済政策に当てはめて考えることもできそう。 2013/12/22