内容説明
世界一の投資家バフェットの師の幻の原稿本邦初訳!『証券分析』の原点はここにあった!第一次世界大戦、インフレ、世界恐慌…狂騒の時代を生きた「賢明なる投資家」グレアムは何を思い、どう分析していったのか。
目次
第1部 大戦最後の2年間(興味深い債券銘柄;グレート・ノーザン・オア証券の評価 ほか)
第2部 終戦直後(アメリカン・アグリカルチュラル・ケミカルとヴァージニア・カロライナ・ケミカル;高利回りと安全投資 ほか)
第3部 戦後からしばらく(魅力的な工業優先株;グレート・ノーザンを凌駕するノーザン・パシフィック ほか)
第4部 世界恐慌の前夜(多様な低位株のリスト;チェサピーク・アンド・オハイオ鉄道の株主は不当に扱われているか? ほか)
著者等紹介
グレアム,ベンジャミン[グレアム,ベンジャミン][Graham,Benjamin]
1894~1976年。バリュー投資理論の考案者であり、ウォール街で過去最大の影響力を誇る投資家である
山本章子[ヤマモトショウコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
9
安全性が投資家の偏見のせいで一度も正当に評価されていないか以前ほど評価されない証券見つけ物事の秩序を見極めるのに時間がかかる時差で投資をする。企業の力を見るには将来もブランドの価値を維持出来るか、日常で使わざるを得ないビジネスが自然独占近い強い力を持つ力が有るかを見る投資は価値を手に入れる為に価格を支払う。バランスシートに計上されないブランドの部分の価値が市場で割高に評価されているか割安かで投資を見送る。人は企業の持つ暖簾によって製品を選ぶ。暖簾の投資価値を見抜き価値以上の価格を支払わないように投資をする2014/11/30
naz
1
グレアム初期の論文を集めた一冊。時代背景的に現代には使えない内容のものや当時の旬の話題のものも多く、ボリュームの割には実用性に乏しい。ただ全編を通してグレアムの考え方みたいなものが感じられるので、バリュー投資家の人は楽しめる。シケモク投資で有名なグレアムだがそれだけではない。2010/10/29
Tao Yamamoto
0
バフェットの師であるグレアムの書籍。バリュー投資の本質。