内容説明
弁護士が教える「隙」のない仮説の立て方。
目次
第1章 行動派刑事の推理
第2章 ある検事の悩み?
第3章 被害者の記憶は信頼できるか?
第4章 犯人にされてしまった!
第5章 客観的事実と主観的事実
第6章 法律家の証拠の評価法
第7章 貸金業者の法律相談
第8章 企業倒産の兆候を見極める
第9章 法的仮説力を高める方法
著者等紹介
荘司雅彦[ショウジマサヒコ]
1958年、三重県生まれ。81年、東京大学法学部卒業、旧日本長期信用銀行入行。85年、野村證券投資信託入社、86年9月、同退社。88年、司法試験合格。91年、弁護士登録。2008年、平均的弁護士の約10倍の案件を処理する傍ら、各種行政委員会委員等も歴任。2008~09年までSBI大学院大学教授。コメンテイターとして、フジテレビ、TBS、関西テレビなどに多数出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
11
★★★★法律実務家は、客観的な証拠をもとにストーリーを組み立てて仮説をたてる。証拠にも信憑性の高いものとそうでないものがあり、物的証拠、人的証拠、人間心理と行動の三要素が重要。客観的な事実を集めて予測をたてることは、仕事や実生活にも役立つという。活かしたい。2020/09/19
Kentaro
6
「事実認定」とは、主に裁判官が証拠などに基づき、過去にあった事実の中で、争いのある部分をできるだけ事実に近いストーリーとして再構成する作業だ。ストーリーを組み立てる材料としては、物的証拠(客観的事実)、人的証拠(主観的認識)、経験則という大きな三本柱がある。物的証拠は、刑事事件であれば「凶器」「傷跡」「血痕」などで、民事事件であれば「借用証書」「境界杭」「公図」「写真」など。人的証拠とは、証人や本人の法廷での証言や供述などだ。経験則というのは、人間心理から、「普通の人間ならば……するだろう」というものだ。2018/11/09
リョウ
4
あっさり読める。やっぱり大事なのは、客観的な証拠を把握してそこから何が言えるのかを考えること。その推認過程には社会でどういうことが起こるのかと言う経験則や常識をよく知っていることが不可欠。結局は、いろんな本を読んだり、たくさんの人と会ってはなしたりすることで、その能力を磨いていくしかないんだな。2011/08/21
☆ツイテル☆
3
フライヤー2021/11/25
☆ツイテル☆
2
フライヤー2021/04/21




