内容説明
労働基準監督署の調査で労基法違反とされる件数で多い「労働時間」と「割増賃金」。本書を読めば、労働時間、休日・休暇に関する労働法のルールがスラスラわかる。実務のポイントにそって1項目=2頁見開きでコンパクトに解説。改正・労働基準法を織り込んだ最新内容。育児・介護休業法の改正にも完全対応。
目次
1章 労働時間等の新しい取扱いの実務ポイント
2章 労働時間のしくみと労働法の取扱い
3章 休日・休暇・休憩のしくみと労働法の取扱い
4章 時間外労働・休日労働と割増賃金のルール
5章 変形労働時間制のしくみと労働法のルール
6章 「みなし労働時間」を適用するときの注意点
7章 年次有給休暇をめぐる問題点と解決法
8章 育児・介護休業&休職制度の実務ポイント
9章 労使協定の結び方と労基署調査への対応
著者等紹介
佐藤広一[サトウヒロカズ]
さとう社会保険労務士事務所代表、株式会社プログレス代表取締役。1968年東京都出身、明治学院大学経済学部卒業、特定社会保険労務士。谷口労務管理事務所に9年間在籍し、多くのクライアントに対して就業規則、人事・労務相談に携わり実務経験を積んだ後、2000年にさとう社会保険労務士事務所を開設。新聞、ビジネス雑誌への連載、寄稿多数。社団法人日本能率協会、上場企業、出版社等主催のセミナー講師としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デビっちん
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再読。1つの項目につき見開き2ページの構成なので、読みやすくわかりやすいです。休日時の移動時間や仮眠時間等など実際にありがちな場面が紹介されていて、どういうときに労働時間になり、どういうときに割増になるかがよくわかりました。2018/02/25
デビっちん
23
なんとなく習慣や企業風土に左右されてしまう労働条件。そこにどっぷりと浸かれば浸かるほどそれが当たり前に感じてしまうのではないでしょうか。いざ、自分で調べようと思っても法律の分量に圧倒されたり、解釈が難しかったりします。そんな労働について、シンプルな図解とわかりやすい解説をしているのが本書です。ありそうな実務の場面が記載されていて、痒いところに手が届く内容でした。労働を指示する側も支持される側も、きちんと向き合って知っておかなきゃいけませんね。2017/11/25
Yosuke Hosomi
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働く上で残業、休日とはどんな制度なのかを知るのにいい。詳しく、かつ分かりやすかった。2017/08/24
Mika Otomo
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図解を交えつつ、行政解釈も織り混ぜながら、分かりやすくまとめてあって、これまでの再確認もできたし、そうだったのかーっていうところもあったし、学び多き本でした。法律は難しくて堅苦しいものが多いけど、これはオススメ!!2017/05/05
鶴田純一
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法の内容は何となく分かりました。分かりやすかった。 分かったことは、あー、会社にいる間は何やっても『労働時間』になっちゃうんだー、ということ。 これに関しては、考えを改めないといけない。 と同時に業務によっては、裁量労働時間てのが認められているというのは発見。2015/04/10