内容説明
2024年、ニッポンの紙幣のデザインが変わる。彼らがどのような時代を生き、どのような足跡を残し、それが、今日の日本の発展に、どのようなつながりがあるのか。青い鳥文庫でおなじみの歴史ミステリー作家が、教科書には書かれていない偉人たちの伝記を書きおろし。
目次
一万円札の人 合本主義で財界を変える!―渋沢栄一(財界を変える!;明治新政府で働く;財界を背負って立つ)
五千円札の人 男性と渡り合うための女子教育を!―津田梅子(女子教育への助走;女子教育の芽生え;女子教育の実践)
千円札の人 治すのではない!病の原因を見つけるのだ!―北里柴三郎(医学の道に進むまで;ドイツ留学の日々;細菌学の父となる)
著者等紹介
楠木誠一郎[クスノキセイイチロウ]
1960年、福岡県生まれ。歴史雑誌編集者を経て作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
88
図書館本 3人とも幕末から明治にかけての偉人(作中描写) 北里の苦悩の裏に陸軍と海軍の対立があったそうです。さらには脚気の原因も対立の元になっていたとか?日本史の教科書では1~2行くらいで簡単に説明されていましたが北里ですが、彼の人生には簡単には説明することはできない(対立の動機は結構単純で人間くさい)不遇の歴史があるということが…。対人トラブルの苦悩は明治も令和も変わらないのかも?人間っていつまでたっても進歩しないものです。2020/11/22
わむう
29
2024年に20年ぶりにフルモデルチェンジするお札。最近 このお三方について書かれている書籍がよく発売されています。こちらは小学校高学年くらいからでも読みやすいと思います。2021/11/02
美紀ちゃん
23
読みやすかった。なるほどそういう人というのがわかりやすく書いてある。新紙幣が楽しみ。2019/12/06
喪中の雨巫女。
11
《私-図書館》来年(2024年前期)に発行される新の肖像の三人の偉人の伝記集。渋沢さんは、大河ドラマで描かれたし、北里さんは、郷土熊本県小国町出身。津田さんも、魅力的だし、新札発行が、待ち遠しい。2023/10/09
たつや
6
新紙幣の肖像画の三人の内で、北里柴三郎は知らなかったので、図書館で検索したら、おあつらえ向きの一冊を発見。児童書が故に読みやすく、勉強になりました。三人まとめて復習出来て、良かったです。芥川龍之介は候補に上がったのか?そんな裏話も気になります。2024/07/10
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