内容説明
同族会社は、「株主=経営者」であることを利用して、恣意的な取引・計算を行なうことによって税負担を軽減させる可能性があるので、それを防止するために法人税では厳しい取扱いが規定されている。本書は、そもそも同族会社はどのように判定するのか、役員の範囲と使用人兼務役員の取扱いは、など、同族会社の制度のしくみから経理処理のしかたまですぐに理解できて役に立つ一冊である。
目次
1章 法人税法上の「同族会社」はこうして判定する
2章 役員の範囲と使用人兼務役員の取扱い
3章 特定同族会社の「留保金課税」のしくみと対応策
4章 同族会社の行為または計算の否認と税務処理のしかた
5章 特殊支配同族会社の役員給与の取扱い
6章 役員給与の損金不算入に対する税務対策
7章 役員給与と役員退職金の節税ポイント
8章 個人事業と法人成りの有利・不利の分岐点
9章 税務調査で絶対おさえておきたい対応策
10章 役員給与に関するポイントQ&A
著者等紹介
平石共子[ヒライシキョウコ]
群馬県前橋市出身。明治大学政経学部卒業。税理士。現在、税理士法人第一経理代表社員、株式会社第一経理取締役、税経新人会全国協議会理事長を務める。一部上場企業から小規模企業まで幅広く税務・会計・経営支援を手がける。わかりやすくをモットーに月刊誌「企業実務」(日本実業出版社)や「経理ウーマン」(研修出版)に税金や経営をテーマに数多く原稿を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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