内容説明
2007年企業家賞受賞、常識を覆せば利益率が高くなる。組織なし会議なし管理なしでも高収益を続ける町工場の秘密。
目次
第1章 驚異の記録―37年連続売上高経常利益率35%以上
第2章 町工場こそわが人生
第3章 短納期の秘密
第4章 これが利益を出す経営だ
第5章 成功するために必要なこと
第6章 日本のモノづくり再生計画
著者等紹介
梅原勝彦[ウメハラカツヒコ]
1939年東京都生まれ。12歳から父の知人の工場で働きながら夜間中学を卒業。65年、実兄とともにカム製造を手がける会社を設立し、軌道に乗せるが、方向性のちがいから70年に独立し、エーワン精密を創業。コレットチャック製造をメイン事業とする同社は、年商22億1,000万円(2007年6月期)、従業員94名、本社・東京都府中市。2003年、ジャスダック市場に株式上場。2007年10月、取締役相談役に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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手押し戦車
14
一つの部分に特化する事でお客さんに価値を提供出来る。生産性の高い機械をどこよりも早く入れ必要な所にお金をかけ不必要な部分は一円もかけない。高品質は当たり前で、短納期に特化し知恵を絞り安易に値下げをしないで、お客さんに資本財を通し短納期で時間的価値を生み出し、良い在庫か見極める事が短納期を可能にする。余剰設備で稼働率3割余裕を出し緊急注文に対応し単価の倍で即納し販売網を自前で持ち中間マージンをカット出来る。ランチェスター戦略は特化する部分がお客さんにどの様な価値を提供してるかを自分達で客観視する事が大切2015/02/21
baboocon
5
もう8年以上前、読メを始める前に読んだ本。一度売ってしまったが、懐かしくなって買い直して再読。著者の創業した町工場・エーワン精密の高収益の秘密は驚異的な短納期と高品質の製品を適正価格で作って売ること。リーマンショック以降、経常利益率35%超の記録は途絶えてしまったが、それでも毎年30%弱の利益率を維持し続けているのはさすが。2017/10/03
さとし
2
著者の梅原さんは、本当に社員を大事にしてくれるんだな。このような会社で働いてみたいと思いました。2020/01/13
貧家ピー
2
他の経営者の本で言及されているポイント多し。 ・やる気は安心して働ける環境から湧き出るもの ・強い意志があれば、必ず道は拓ける ・読書しろ2008/07/23
タイガー99
1
こんな話を聞くと、結局座学で学べることは、これらの突き抜けた事例の平均値になるんだなと思ってしまう。この会社の、教科書には出てこない(多分そのままでは教材にならない)ブレイクスルーと、それをブレずに続けることが凄い!2016/11/22