内容説明
無意味な緊張や労力を強いる新人研修。あくびと文句とケータイのバイブレータ音が充満する管理者研修。誰も読まないレポートを提出させておしまいの外部研修。企業の研修はムダだらけ。受講者、その上司、経営者、研修担当者、講師、これら当事者たちの思惑のズレがこういうムダを生む。本書はこういったギャップを解消して、ほんとうに役に立つ研修を実現するための考え方やノウハウを詳細に的確に紹介。
目次
序章 会社の研修、ここが変だよ!
第1章 なぜ、ムダが生じるのか―こんなギャップがムダを生む
第2章 研修に参加する人の意識を変えよう
第3章 研修講師の心得と研修のすすめ方
第4章 経営層と事務局が果たす役割
第5章 研修の環境作りとバックアップ
第6章 OJTとOffJTのすすめ方と課題
第7章 研修の効果測定はこうやる
第8章 こんなユニークな研修プログラムなら受けてみたい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
15
まあ、しかし、年取ってくると、すわってだまって話し聞くだけでもきついのよ。よほど面白ければ別だけど。2011/10/29
ミヤコ
1
ここに書いてある内容くらいわかっているのだ。わかっていながら陥ってしまう。昨年から新人以外の研修を企画・遂行することになり、社員は忙しいから・・・と負担を減らさねばと思った結果、「ムダな研修」にしてしまったコトがある。見直さねば・・・という認識を新たにすることはできた。2011/06/04
yzw
1
有意義な研修など体験したことがない。ここに書かれている程度の研修より格段に面白く意義のあるものを実践しなければ研修などムダになるぞ。2011/05/08
honmakainaa
0
社内100人に名刺をもらってくる新人研修、おもしろそう。2014/09/13
泰斗林
0
やってみせ、言って聞かせてやらせてみせ、ほめてやらねば人は動かじ。これを言ったのは山本五十六ですが(いい言葉!)、そのくらい誠実に相手のこと、自分のことを考えて、研修をやりましょうよ、という内容。人事、研修担当者、被研修者、経営者、研修営業会社、講師、各ステークホルダーで思惑は別であり、そのギャップでムダな研修が生まれるのは納得。運営側は事前、最中、事後の仕事を丁寧に真剣にこなすこと、被研修者側も目的と目標をもって、真剣に研修をうけること、つまりはそれぞれの意識の変革が重要、ということです。そうなんです!2014/03/10